ファミリー

17 juin 2017


私のうちは親戚づきあいが多い方だったので
子どもの頃は伯父や伯母や母の従妹、
私の従兄などがしょっちゅう遊びに来ていました。

母や祖母の世代が元気だった頃は
遠方の親戚が出て来ると
みんなで集まって賑やかなことでしたが
今や母から上の世代は死に絶えてしまいましたので
私たち世代が一番上になりました。

そうなると親戚に会う機会はめっきり減り
近くに住む従兄の顔も滅多に見ない状況になり
それにもすっかり慣れてしまった今日この頃。

そんな中、親友のお兄さんが亡くなり
夕べお通夜に行ってきました。
彼女とは中学校からの付き合いなので
お兄さんのこともお兄さんの奥さんや
子供たちのことも大昔から知っています。
お兄さんには可愛がってもらったんだ。

お通夜には親戚一同が集まっていました。
彼女の家は親戚が多い。
でもその中には知っている顔がたくさんあります。
直会の宴では久しぶりに会った人たちと
話に花が咲きました。

お兄さんの娘は、最後に会ったときは
5年生だったのにもう41歳だって!
彼女のご主人の弟さんも
最後に会ったのは20歳くらいだったのに
いいおじさんになっちゃって
まるでタイムスリップしたみたいです。

ふと、彼女の結婚式を思い出しました。
あの時も思ったんだ。
善良な、いいファミリーだなって。

あれから何十年か経ってみんな子供ができて
その子供たちが大人になっても
やっぱりこのファミリーは素敵です。

私は彼女の家族が好きで
高校生の頃だったかな、
毎日のように入り浸っていた時期がありました。
あの頃私は自分の家が嫌いでね、
彼女の家族に憧れを持っていたんです。

彼女の家に行くと
お父さんが手品をしてくれるの。
いつもお母さんがご飯を作ってくれて
ちゃっかりご馳走になっていました。
かに玉の作り方を教わったなぁ。

奇しくもつい先週彼女が
お母さんはお兄さんのことしか見てなかった
と言ってたけど、そんなことないと思う。
お母さんはちゃんとお母さんだったよ。
それを思い出しました。

談笑する人たちを見ていたら
親類縁者って丸ごと家族なんだと改めて思った。
その中に混じっている私も
家族の一員のような気になって
なんか、しみじみありがたいと思いました。

あったかい気持ちに包まれた帰り道、
京都に住む従兄から
珍しく電話が架かってきました。
「来月東京に行くから新居を見に行くよ」

おお、グッドタイミング。
親友のお兄さんが呼んでくれたかな。
じゃ、近所の従兄夫婦も呼んで
久しぶりにいとこ会でもしましょうか。

                
                           
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