#クレール・バスレー
26 juin 2017
クレール・バスレーという
フランス人画家を知ったのは数年前。
吉祥寺のロビニエというお花屋さんの壁に飾られた
大きな絵を見てひと目で好きになって
しまったのです。
それは確か木の絵でしたが
商品の花たちと見事に溶け合って
風景の一部になっていました。
お店に置かれていた画集は
優しい花たちの絵であふれています。
オーベルニュ地方で暮らす彼女の家は
なんと40室もある昔のお城なんですって。
そして驚いたことにその各部屋の壁は
彼女が直接描いた花の絵で飾られているんです。
壁全部がキャンバス。
もう夢のようにステキ。行ってみたい!
彼女の作品には銀箔を貼った上に描いたものや
屏風も多くあるので
日本の琳派や屏風絵の影響を受けているのだろう
と想像できます。
それにしても、
この人は植物の妖精なのではないかと思う。
生態を知り尽くした上で
リアルを超えた作品に仕上げられています。
そして空気感が素晴らしい。
こんな絵が部屋にあったらステキだろうな。
普通は、絵と実物の花の両方があったら
絵が負けるか花がかすむか、
共存できないものです。
でも、クレール・バスレーの作品は
本物の花や木と完全に溶け合うんです。
究極のインテリア。
私もこんな風に花を描きたいと思っちゃった。
そしてこんな風に部屋を飾ってみたいとね。
空気感のある花の絵を墨絵で描いて
その前に同じ花を飾る、というのを
当面の墨絵の目標にしてみよう。
inkpainting at 12:00│コメント(0)