14 mai 2022


車を売った時に仲良くなった担当者の男子。
まだ24歳だというのに誕生日が来る度に
嫌だなーと思うんだって。
歳をとるのが嫌なのだそうです。

24年しか生きてないのに
何言ってるのって笑ったけど、そうだね。
若い頃って若さがすべてだと思うからね。
私も24歳の時には自分が歳をとることなんて
想像もできなかった。

彼は結婚を考えているらしいけど
結婚ってどういうものなのかも
やってみなければわからないし
楽しみと同時に不安もあるのかもしれないね。

実際に歳を重ねて思うのは
生きてる分だけ喜びも楽しみも
どんどん増えていくってこと。
増えることはあっても減ることはないよね。

そりゃ生きていれば大変な時期もあるかもしれない。
今みたいにコロナだ戦争だと不安要素があると
戸惑うこともありますね。

でも、私なんかコロナのお陰で
画家になっちゃったわけだし
悪いことばかりじゃないのよ。

長く生きていると友だちも増えます。
世界はどんどん広がっていく。
若い頃の私には世界はひとつしかなかったけど
今はいくつもの世界を持っています。

だから歳をとるのは嫌なことではないよね。
母がいつも「今が1番シアワセ」って言っていて
年寄りの負け惜しみじゃないかと思ったけど
私も同じことを思うから本当だったんだね。

人生はさ、いつでも美しいのよ。
そして時間はあっという間に過ぎていく。
だから躊躇している暇はないんだよ。

                                      
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