2 décembre 2021


歌舞伎役者の中村吉右衛門さんが亡くなりました。
鬼平犯科帳でも人気を博した
品の良い役者さんでしたね。

私は歌舞伎は詳しくはないのですが
以前は亡くなった中村勘三郎さんが好きで
平成中村座のお芝居を観に浅草の小屋に
何度か行ったことがあります。

ニューヨークやパリでも公演があって
大好評だった「法界坊」は本当に面白くて
勘三郎の演出力と発想の豊かさに圧倒されました。
あれは本当に凄い演出だったのよ。

コクーン歌舞伎では「桜姫」も観ました。
同じ物語を現代劇版と歌舞伎版の連続上演する
というかつてないユニークな試みで
勘三郎は両方に出演していました。
大竹しのぶさんの何かが取り憑いたような演技が
すごかったなぁ。

勘三郎はとにかく才能のある人でしたから
次に何をやらかすのか楽しみだったのです。
それが突然亡くなって私は心底残念に思いました。
こんなに早くいなくなるなら
もっとたくさん観ておけばよかったと思った。

映画は何度でも観られるし
今はお芝居も映像で観ることができますが
舞台でナマで観る迫力は格別です。
そう思うと、お芝居こそ観ておくべきもの
という気持ちがします。

歌舞伎は、それこそ勘三郎さん以後は
観たことがありませんから
新しくなった歌舞伎座にも行ったことがないの。
最後に観たのは15年くらい前だと思う。

吉右衛門さんの舞台も観ずしまいです。
ああ、猿之助さんのスーパー歌舞伎も観たかった。
お芝居は演者が生きている時にしか
観ることができないのよね。。

コンサートだって同じです。
「次こそ」と思っているうちに
ミュージシャンがいなくなることもある。
マイケルだって1度も行けなかったし。

いみじくも、今朝の番組に七之助が出ていました。
あんなに小さかったのにもう白髪混じりです。
もう38歳だもんね。ということは勘九郎は40歳か。

来年は歌舞伎を観る年にしよう。
着物コラムの仕事をしていることだし
着物で歌舞伎というのがちょうどいい。
手始めはやっぱり中村屋かな。
 

あっちの世界がどんどん賑やかになる。
いつもお読みいただきありがとうございます♪
ポチしてくださると励みになります♡               

コメントする

名前
 
  絵文字