25 septembre 2020

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フランソワはこのところずっと長野です。
山形の畑でまず収穫を済ませ
次に長野でも収穫したら
自分のワインを造るのです。

収穫中の様子と収穫後のブドウの写真を
たくさん送ってきてくれました。
ワイン造りってなんかロマンチックよね。

フランス人の生活にワインは切り離せません。
ワインに対する思いが半端じゃない。
蘊蓄も半端じゃない。
そしてワインを愛する人は
ブドウに特別の思いを持っています。
特に生産者は。

数年前に家族とフランスに帰ったダーリンも
自分のワインを造るのが人生の目的で
そのためにずっとお金を貯めていました。
向こうでも今年のワインができたかな。

そんなフランス人に思いをめぐらせながら
私は久しぶりに風景画を描きました。
アルザスの葡萄畑の絵。
よく見るとちゃんとブドウも描いてあるんだよ。

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こういう風景はフランスのあちこちで見られます。
いかにもフランスっぽい風景だと思う。

日本とフランスとではブドウ畑の姿が違います。
日本は棚に仕立てるけど
フランスでは真っ直ぐ伸ばします。
描いてて気づいたけど
果実は下の方に生るんだね。

この木の形状はフランスではいいけど
雨の多い日本の気候では
土がはねて病気になるんだって。
そういう話はフランソワから聞きました。

ダーリンはスミレの香りのするブドウで
ワインを造ると言ってたけど
何という品種か忘れてしまいました。
物知りのフランソワに聞いても
わからないって。

ダーリンは最初のワインのラベルに
約束通り私の墨絵を使ってくれたけど
フランソワは河鍋暁斎の
「三味線を弾く洋装の骸骨」を
自分のワインのラベルに使ってるくらいだから
私の絵は合わないね。笑

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フランソワのワインのラベルは
諦めることにしよう。




この記事へのコメント

1. Posted by プラダは着てない悪魔   25 September 2020 15:44
5 ワイン作りが人生の目的なんて
ロマンティックですね。
世の多くの男性は夢を諦めて家庭人におさまり
家族の為に働いて一生を終える。
出世する事しか眼中にない男性もいるし。
どの生き方も否定はしないけれど
やっぱり夢のある男性は素敵です。
夢ばかり追いかけて叶えられず
気が付けば老いていたというのも虚しいけれど
夢が無いのも虚しい。

スミレの匂いのする葡萄があるんですね。
私は昨日、甘いシャインマスカットを食べながら
幸せを感じておりました。

地球温暖化の影響か、秋が短く感じます。
大好きな秋。
ゆっくり通りすぎて行って欲しいです。
2. Posted by Yuricon   25 September 2020 16:39
価値観が偏っている日本では
仕事と夢が両立しませんからね。
でも外国は違うんだと思う。

ダーリンは田舎暮らしを楽しみながら
ワイン造りに挑戦していて
毎年2ヶ月も家族と日本に来ます。
(今年はコロナで来られなかったけど)
時間的にとても余裕があって
人生を楽しんでるって感じがする。

フランソワも若い頃から音楽やワインなど
好きなことだけして生きてるけど
離婚するまでは高級車も別荘も持ってたし
(奥さんにみんな持っていかれたらしいw)
今だって遊ぶように生きてますからね。

大事なことは「やりたいこと」
を持っていることかもしれないね。
魂が向かうものがあれば
お金のあるなしに関わらず幸せなんだと思う。

私も秋は大好きです。
ゆっくり通り過ぎて欲しいですね。


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