11 juillet 2020

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古い木工品が好きなのは
どこか懐かしい感じがしてホッとするからです。

特に李朝のものは
日本の工芸品のように寸分の狂いもなく
きっちり作ろうという気が全然ないところが魅力。

陶器でも木工品でも鉄でも
「生活の道具なんだから、使えればいいでしょ」
と言わんばかりの大らかな作り。
私のように妙にバランス感覚が良い者にとっては
作為のない大らかさは憧れなのです。

そういうものを身近に置くと
いつの間にか自分もその影響を受けて
絵を描くときにも神経質にならずに済むかなぁ
と思ったりします。

もちろん李朝でも両班が使うようなものは
しっかりシンメトリーに作られているし
美しい装飾も施されていますが、
そういうのは面白味に欠けるので
私の興味の対象外です。

私はバンダヂと小机を愛用していますが
本当にガタガタで使いにくいったらないの。笑
まったくもって実用性に欠けます。
でも、そこが好きで愛着が湧くのよ。

そんな李朝の木工品の中で便利に使っているのは
25センチから30センチくらいの
正方形や長方形の台です。
別に李朝じゃなくてもいいようなもんだけど
そこを敢えて李朝にしたいのよね、私は。

花台に使ったり、器を飾るのに使ったり、
苔玉などの植物を乗せたり、
そのまま置いておくだけでも様になる。

台はどれも足に工夫がしてあって
V字型の切り込みが入っていたり
対角線上に組んであったり
雲のような形になっていたり。

台で高低差を作ることで
特別な演出することもできます。
お正月にはお三方代わりにして鏡餅を乗せたり
秋にはお月見のお団子を飾ったり。

台はシンプルだから和のものはもちろん
イギリスのアンティークとも
現代作家のオブジェとも仲良くできて
インテリアのアクセントになるの。

こういうボロいものを美しいと思う私は
やっぱり変態だわね。



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