8 juillet 2020

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私の両親は私が5歳の時に離婚したのですが 
理由は父に女性ができたからで、
父はその後すぐにその人と結婚しました。

その人との間には女の子を2人儲けましたが
下の女の子は赤ちゃんの時に亡くなり
父自身も間もなく肝硬変を患い
42歳の若さで亡くなりました。
私が小学5年生の3月のことです。

つまり父の後妻のNさんは
たった6年くらいの結婚生活だったわけで
その半分は闘病生活だったの。
生活も大変だったみたいです。

Nさんは子どもを抱えて苦労したようですが
商売の才能があって、立ち上げた会社を
従業員300人の企業に成長させました。
女性は強い。

母も女手ひとつで私と妹を育ててくれました。
母が偉かったのは1度たりとも
父やNさんのことを悪く言わなかったこと。
そのお陰で私の中には父の良い印象しかないのです。

10年前に母が亡くなった後
戸籍のことでNさんに連絡する機会がありました。
初めて話すNさんは気風の良い人で
私はすっかり彼女が好きになりました。
随分長いこと話したなぁ。

それ以来毎年、
Nさんは7月にはアメリカンチェリーを
秋には佐渡の無農薬のお米を送ってくれます。
数年前には念願叶って食事もしました。
異母姉妹のYちゃんは私とそっくりだった。
遺伝子って面白いよね。

なぜアメリカンチェリーかというと
Nさんはアメリカに親友が住んでいて
毎年6月頃に1ヵ月、遊びに行ってたんです。
ここ数年は体調不良で行ってないんだけど
そのご縁で友だちに頼んで送ってくれるの。

昨日、アメリカンチェリーが届きました。
電話をかけたらちょうどYちゃんもいて
話をすることができました。
なんか嬉しいの、そういう親戚がいることが。

私も離婚して同じ苗字に戻ったでしょ。
益々親戚って感じがしてね。
母の世代がみんないなくなって
親戚が減ってしまった中で
ご縁のある人がいることがとても嬉しい。

離れていても繋がっていて
こんな風に気遣いしてくれて
第2の実家ができたような感じがしています。
ありがたいなぁ。

またお会いしましょうねって約束して
電話を切りました。
いいなぁ、こういう関係。



この記事へのコメント

1. Posted by ひらめ    8 July 2020 20:19
5 いつも楽しく読んでます。いい話で何故かうるっときました。ご縁をいつまでも大切になさってください。
2. Posted by yuricon    8 July 2020 20:40
ひらめさん
いつもお読みいただきありがとうございます。
人の一生の中で出会える人の数は限られてるから
ご縁は大切にしたいと思うの。
愛って大事だと思う。

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