28 février 2020

5005

心の奥底に残る深い傷というものを
誰でも人知れず持っているかもしれません。 いわゆるトラウマ。

子供の頃、大人に言われた言葉だったり、
親との関係でついた傷だったり、
過去の恋愛の傷痕だったり。

日頃ヘラヘラと楽しそうにしている私には
そういうのが全然ないと思うかもしれません。
でも私にもあるんですよ、トラウマが。

若い頃は、
婚約後に元夫の裏切りで一悶着あったので
そのことへの恨みが相当長い間
心の奥底に巣食っていましたが、
愛憎劇のゴタゴタは意外と大したことない。

時間が経てば自然と消えちゃうし、
恋愛はやり直しが利くので
新しい恋をすれば忘れちゃうしね。

私はタフなので多少傷ついてもすぐ治ります。
だからこうしてスッキリと生きているのです。
でもね、どうしても消えない傷がひとつだけ
私の心の深いところにあるんです。

それは、

妊娠する度に嫌な顔をされたこと。
自分の子供が生まれてくることを
喜んでもらえなかったこと。

これは人生最大の悲しみです。
恋愛と違ってやり直しが利かないだけに
今でも何かの折に顔を出すのです。

長女の時は結婚前に妊娠したからまだしも
次女の時は結婚した後のことだからねえ。
堕ろすのを前提に話をする元夫に
私は泣いて産みたいと言ったんです。
思い出すだけで泣けてくるよ。

なので今でもドラマや映画の中で
女性が妊娠したことを告げて
男性が喜ぶシーンを見る度に心がチクっとする。
自分が得られなかったものを見るのが辛い。
目を背けたくなるもん。

こんなの20代の時のことなのに
未だに心が痛むなんてバカみたいだけど
トラウマってそういうものなのよね。
本来、妊娠・出産は女性にとって
最大の喜びであるはずの出来事だから。

この傷を癒す方法は多分簡単で
私が演劇か何かで妊娠した女性の役になって
相手役の男性に「ありがとう」って
喜んでもらえばいいんだと思う。
そしたらわんわん泣いてスッキリするよ、きっと。


でも、これがトラウマだと自覚しているので
そんな傷が1つぐらいあっても
まぁいいかと思っています。
来世の課題として取っておくよ。




この記事へのコメント

1. Posted by PRADAは着てない悪魔   29 February 2020 05:38
5 読んでいて泣けてきました。

日薬というのは、
確かに1番の薬だと思う。
でも、どんなに時が経っても
癒えない傷というのもあって
ふとした拍子にぶり返すから
油断ならないのです。

私は最愛の人と別れてからは
人生の大半、異性を遠ざけて
ヘラヘラと明るく能天気に過ごしてきました。
今ではそんなキャラが定着して
人からは明るく元気な印象しか持たれません。
でも、独りが好きなのです。

結婚して家庭を築くという決断が
誰とも出来なかった。
やっぱり愛が無いと無理。
妊娠や出産にタイムリミットがあっても。
未婚であれば、それはそれでイジられるのですが。

私の来世の目標は、最愛の人と
さっさと結婚して子供を産む。
少しの時間も無駄にしたく無いから
早婚にしよ。
あれ?来世の人生プラン
今から練ってどうするの?(笑)





2. Posted by Yuricon   29 February 2020 08:41
コメントありがとうございます。

何だかんだ言っても
最愛の人と祝福されて結婚し家庭を作ることは
そこから先の人生の幸せの基盤になります。
愛は大事ですよね。
人の幸せはシンプルなんだよね…

コメントする

名前
 
  絵文字