25 février 2020

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近年「優曇華(うどんげ)」の花が
世界各地で咲いているそうです。
この花は人の世の花ではなく
3000年に1度だけ咲く仙界の花。

仏教の経典にも登場する優曇華。
お釈迦様は弟子たちに、
もし如来仏がこの世に下り
金輪王がこの世に現れれば、
その偉大な福徳力によってはじめて
この世に優曇華の花が見られる、と語っています。

つまり如来がもうすぐ現れる兆し、
優曇華は一種の吉兆のようなものなのです。

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清らかで可憐な姿のこの花。
一旦咲くと数週間から数か月、
ときには数年に渡って咲き続けます。
はじめは薄緑色で次第に真っ白になっていくとか。

このように珍しい花が
今、世界各地で見られるというのです。
しかも、この花はガラスや紙、クルマなど
あらゆる物質に咲くのです。


それもそのはず。


実はこれ、植物ではなく
クサカゲロウの卵なのです。
糸状の細い卵柄の先に産み付けられ、
草木、器、天井などに群がって付くため
花の様に見えるのですね。
成虫はコチラ。

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3000年に1度といわれるほど珍しいものが
頻繁に見られるということは
クサカゲロウが大量発生するってことかな。
可愛いからいいけど。

これも温暖化の影響なのでしょうけど
如来仏が姿を現す兆しと思った方が
ロマンがあっていいですね。



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