27 novembre 2019
麻布十番から六本木に向かって歩いていたら
何やら面白そうな店がありました。
「チロリアンテープ 日本総販売元」。
友だちと私は思わず立ち止まりました。
そこだけヨーロッパの雰囲気。
ショーウィンドウをのぞくと
可愛いものが色々並んでいます。
チロリアンテープの日本総販売元だなんて
興味をそそられるよね、
ショーウィンドウをのぞくと
可愛いものが色々並んでいます。
チロリアンテープの日本総販売元だなんて
興味をそそられるよね、
入ってみよう。
ドアを開けて中に入ると
棚にはさまざまなチロリアンテープと
テープを使って作られたキレイな小物が
所狭しと並んでいました。
わぉ、これはスゴイ。
え、これもチロリアンテープ?
フランスのテープなんですって。
さすがフランス、ゴージャスだわ。
チロリアンテープというのは
イタリアとオーストリアにまたがる
チロルからアルプス地方の伝統的民芸品です。
冬は雪に閉ざされる山岳地帯のため
こうした伝統的手工芸品が発達したのですね。
パターンは地方によって違います。
オーナーは品のいい老婦人。
現地から直接買い付けたテープを
ここで40年前から売っています。
30~40年前はたくさんのファンがいて
テープも飛ぶように売れたそうですが、
今では使う人も減り、
職人さんたちも後継ぎのないまま引退して
衰退の一途をたどっているとか。
何処も同じだなぁ。
確かに、
私が子供の頃は手作りの手さげなどに
よく飾りとして縫い付けられていましたが
最近はチロリアンテープって
言葉さえ聞かないもんねえ。
それにしてもチロリアンテープに
こんなに色んな種類があるなんて
全然知りませんでした。
何かに使いたいと思うけど
あまりにキレイ過ぎて用途が思いつかない。
友だちは箱に貼るといって
クリスマスっぽい色のテープを買いました。
ちょっとシルクロードの香りもする柄だね。
箱に貼ったらお洒落だと思う。
商品の中には貴重なデッドストックもあるとか。
何しろ、日本で唯一の専門店なのです。
こういう伝統工芸を40年も扱い続けているなんて
なんか、スゴイなぁ。
お店の名前は「メゾン・ド・ロア」。
世の中にはまだまだ美しいものがあるね。