10 octobre 2019

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水引といえば冠婚葬祭の袋についた
結び切りや蝶結びのものか
不祝儀の結び切りですね。
あとはお正月飾りかな。

いずれにしても普段の生活の中では
あまりお目にかからないものですが
だからこそ、その特別感が私は好きなんです。
紅白のキリッとした水引って美しいなぁと思って。

日本における水引は、
遣隋使あるいは遣唐使が持ち帰った献上品に
紅白の紐が結ばれていたのが始まりとか。
それが贈る人と贈られる人を「結ぶ」
日本独自の水引折型に発展しました。

今ではそれを飛び越えて
こんなすごいものを作る作家さんもいるんだって。

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水引はもともと贈り物に添えるものなので
「包む」ことがもれなく付いてきます。
それが折型ですが、これも美しいですね。

私たちが普段見かけるものは
水引も折型も平面的ですが
金沢の「加賀水引」では
ふっくらと華やかに「包む」、美しく「結ぶ」、
贈る理由や贈り先の名前を筆で「書く」
の3つを基本とした何とも豪華なものです。

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さすが加賀百万石という感じですが
立体的な水引が考案されたのは大正時代。
それまでは伝統的な平面の水引で、
贈ることに込められた美しい心が
加賀の伝統工芸なのだそうです。

祝儀袋はプリントされてるものもあるけど
私は祝儀も不祝儀も水引が付いたものを使います。
金額が少なくてもそれなりの水引がある方が
プリントより丁寧だしお洒落だから。

いつか銀座の田中貴金属のギャラリーで
墨絵のグループ展をやったとき、
階下の部屋で水引の展覧会をやっていました。
それが実に見事で感動したのですが、
記念に買ったのがお正月の祝箸。

梅や鶴、亀の水引が付いた
とてもステキな祝箸でした。
その飾りはお正月が終わっても取っておいて
しばらく大事にしていました。

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それを教えてくれる人を見つけたので
今月の会社のセミナーでは
祝箸の箸袋を作ることになりました。
簡単な折型を教えてもらって水引で梅を作るの。

紅白の水引を3本使って作るんだけど
上の写真みたいに色の順番によって
雰囲気が随分違うの。赤一色も可愛いなぁ。
色を変えればアクセサリーも作れるね。

そんなわけで、
女子力アップセミナー&ランチ
よろしかったら一緒に水引作りましょ。



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