22 juin 2019

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インドの伝統医療アーユルベーダーでは
種なしに品種改良された食物は食べない
という考え方があるそうです。

精子や卵子は体に取り込んだもので作られるので
種なしの構造を体に取り込むことは
自分の体を種なしの構造に近づけることになる
というわけです。

なんか説得力あるなぁ。
私たちの体は食べたものでできているからね。

私たちにはあまりなじみのない
種苗法という法律があります。
野菜や花の知的財産権を守るための法律で
登録品種の自家栽培は法律で禁じられています。

今私たちが食べている野菜の多くは
F1と呼ばれる1世代限りの種からできたもの。
遺伝子を組み換えて種ができないように
品種改良されているものです。
その中でも最近は雄しべを持たない
「雄性不稔」と呼ばれる種が増えているそうです。 

私たちは子孫を残せない野菜ばかり
食べているわけです。
「それは危険なんじゃないの?」
と種苗店の経営者も警鐘を鳴らしています。

これはさ、人間に例えるなら
子供はすべて優秀な人のクローンを作るから
男は全員去勢するというのと同じです。
怖いよねえ。

品種改良は今に始まったことではないです。
もう何10年も前から私たちは
そういう野菜を食べてるよね。
いくら安全な野菜を食べたいと思って
家庭菜園で無農薬野菜を育てても
肝心の種がそれでは元も子もないですね。

最近不妊で悩む人が多いのも
草食系の男子が増えているのも
親が食べていたもの、本人が食べてきたものの
結果かもしれないと思ったりします。

モチロンそれだけが原因ではないでしょうが
農作物を含め口から入るものが
心身に影響を及ぼしているのは間違いないと思う。

そもそも、種は生き物であって
工業製品ではないのよねえ。
ある農家の人が書いていたけど
種取りを遠ざけたら作物がわからなくなるって。

「タネは生き物であり、
  それは自力で育つものであり、
  栽培とはその育ち方を理解し、
  サポートすることである。」

そうだよね、それが農業の原点だよね。
食料の問題は深刻なんだねえ。



この記事へのコメント

1. Posted by さよならサカナ   23 June 2019 08:11
今ね 密かに進んでますよね種子法(?)
2. Posted by Yuricon   23 June 2019 09:26
ね、なんか怖いですよねえ。

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