4 janvier 2019


私たちが現実と思っているのは
実は自分が見ている夢のようなものだ、と
色々な人が言います。

確かにそうなのかもしれない。
私たちは自分自身と集合意識が創った夢を
現実と思っているに過ぎないのかもしれません。

意識が変われば現実が変わるというのは本当です。
私はそうやって現実を動かしているという
実感があるからです。

それができるのは頭が柔らかいからだと
自分では思っていますが
まず当たり前と思っているものの見方を
疑ってかかることが大前提なのかと思います。

さて、おととい紹介した
『ホモ・ゼウス』の著者ハラリ氏は
『サピエンス全史』の中で
面白いことを書いています。

弱い種族だったホモ・サピエンスが
ネアンデルタール人に打ち勝った理由は
フィクションを信じる力があったから。
フィクション(概念)を共有することで
集団の力を発揮することができたというのね。

私たちは色々なフィクションの中で生きています。
会社も国家もお金も神も、
概念であり実態はありません。
そういうことにしようとルールを決めたから
そうなっているだけです。

では、私たちは "幸せ" という概念について
どう考えているでしょう。

多くの女性にとっての理想は今でも多分
一流大学を出て一流企業に就職した人との結婚。
でもそういう人と結婚すれば本当に幸せ?
帰りは遅いし家族と過ごす時間は少ないよ。
(経験者は語る 笑)

子どもにも小さい頃から塾で勉強させる。
最終的にいい大学に行かせるためです。
でも、いい大学って何だろう。
それもフィクションです。
大事なのは名のある大学を出ることではなく
人としてどんな中身を持っているかなのにね。

それは全部誰かが考えたフィクションです。
高度成長期からバブルにかけての
日本人の集合意識が創ったフィクション。
実際はそれを手に入れても幸せじゃなかった
と思っている人は多いんじゃないかな。

ハラリ氏は面白い見方をします。
農業革命によって人類は
計画的に農作物を手に入れるようになり
自由になったと考えられてきました。
でも実は史上最大の詐欺だというんです。

狩猟時代は必要な時に狩りをすればよかった。
もちろんリスクはありますが、
狩りにかける時間はそう多くはない。
狩りをしていない時間はのんびりと
家族と過ごすことができて自由でした。

でも農耕が始まると
小麦の世話をするために1日中働くようになる。
まるで小麦に仕えているようなもので、
人間が小麦を栽培するのではなく
小麦が私たちを家畜化した、とね。

農耕によってもたらされたのは
人工爆発と飽食のエリート層で、
階級、搾取、差別を生みました。
また自分の土地を守ろうと争いが生まれ
農耕のせいでヘルニアや関節炎などの
疾患も生まれたというのです。

これをそのまま資本主義に置き換えても
まったく同じことが言えますね。
個人は企業の家畜になり
競争社会は不公平や格差を生み
ストレスが心身の健康を壊していきます。

私たちは2万年より幸福になったのでしょうか。
固定観念から解放されれば
いくらでも幸せに生きられると思うの。
私は人間らしい物語を生きたいんだ。
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