16 février 2018


平日の朝はいつもバタバタです。
最近朝が弱くてギリギリまで寝ているので
起きて着替えて軽い朝食をとると
殆ど余裕なく家を出ます。

昨日もそんな風にバタバタしているところに 
ハニーから電話が架かってきました。
「今そっちに向かっているんだけど何時に出る?」
「あと10分で出るよ」
「そうか、じゃ会えないね」

今日ハニーはうちの近くの職場に行くらしい。
私は昨日休みをもらったばかりなので
今日は遅刻するわけにいかないし、
なーんだ、残念。

まだ職場に行くには早いので
ハニーはうちで時間を潰すといいます。
たまたま彼の好きなパンがあったので
コーヒーの道具とパンを
わかるところに出しておきました。
「ゆっくりしていってね」

1日の仕事を終えて8時過ぎに家に着きました。
玄関を入るとハニーが履いたスリッパが
そのまま出ていました。

ハニーの気配。

リビングのテーブルにはコーヒーのポット、
キッチンにはコーヒーを入れた形跡がありました。
今日はマグカップを使ったのね。
不思議だなぁ。
もうそこにはいないのに気配を感じる。

これって何なんだろう。
ハニーが動いた動線まで見えるような気がする。
彼の気配が家のあちこちに残っていて
彼が確かにここにいたのだと思うだけで
なんともシアワセな気持になりました。

私が感じたのは彼の残像かもしれないし
想像も加わっていると思いますが
ふと気配の正体って何だろうと思って調べたら
静電気のような微弱な電界なんだってね。

私たちの体は、筋肉や臓器を動かしたり
脳が体に指令を出すとき、
細胞同士が情報伝達するときに
電気的な信号が生まれるんですね。
脳波や心電図などは
その電気信号を "見える化" したもの。

体内で発生した電気信号は重なり合って
見えないベールのように
私たちの全身を包み込んでいるのです。
これを準静電界というのですが、
この微弱な電気を気配として感じるらしい。

それ、オーラとは違うのだろうか。
なんてことを思いながら
まだ早い春の夜を過ごした私です。

                                                    
気配があるだけでめっちゃ嬉しい。


コメントする

名前
 
  絵文字