31 janvier 2018


ハニーは週末から体調を崩して
月曜日は1日寝込んでいたらしい。
「明日は行けないかもしれない」
「いいよ、無理しないで休んでいてね」

火曜日はいつもハニーのために空けてあります。
仕事も定休日にしてもらってるけど
体調が悪いなら仕方ありません。
私も来週インタビューする大学教授の本を
2冊も読まなくちゃいけないし、
ハニーが来ないなら明日は読書デーにしよう。

翌日、ゆっくり起きたハニーから
メッセージが来ました。
「まだ体調が良くない」
「ゆっくり休んで早く治した方がいいよ」
「うん、そうする」
「じゃあ、来週ね」

するといきなりハニーが言いました。
「やっぱり行く!」
「大丈夫なの?」
「来週まで会えないなんて嫌だ」
「じゃ、温かいスープを作っておくよ」

それで、大根と人参とエリンギと手羽肉で
和風ポトフを作りました。
昨日の残りのカジキマグロのトマト煮もあるし
サラダの材料はたっぷりあるし
彼の好きなパンも買ってあります。

今日は職場に行かなくていいんだって。
「お腹空いた―」と入って来た彼は
病人とは思えない食欲で平らげると
「お腹があったまった」と幸せそうな顔をします。 
"Happy?" "Yesss!"

それから徐に私のPCを開くと仕事を始めました。
預かっている論文を今日中にチェックするって。
私はその傍らで課題の本を読んでいます。
ハニーは時々私に話しかけては
「落ち着く」と言って仕事をしています。

お互いのことをしているだけなのに
目の前にいるだけで落ち着くよね。
こういうの、なんかいいよね。

コーヒーを淹れると、一口飲んだ彼が言いました。
「このコーヒーが飲みたかったんだよ。
  うちで淹れるのとは全然違うんだ」
私のコーヒーは評判がいいのよ。
自家焙煎の店で買っているからね。
それに私は濃い目に入れるから
それがフランス人の口に合うんだと思う。

ハニーは難しいところがあるので
時々彼の気持ちがわからなくなります。
でも今日みたいに体調が悪いのに
「50キロの彼方から来たよ」と言われると
愛されてるなぁって思う。

夕方まで一緒に過ごしたら
仕事をしただけなのに
2人とも満たされてしまいました。
これでまた1週間我慢できるね。



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