30 janvier 2018

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服飾の専門学校の外国人留学生が
先生によく聞くそうです。 
「日本人は何故ぶかぶかの靴を履くんですか?」 

ああ、わかるわぁ。その素朴な疑問。
若い子には多いですもんね。
カパカパのヒールを履いているのを見かけますが
あれでよく歩けると感心しちゃうもん。

彼女たちはメルカリや通販で安い靴を探すから
好きな靴を見つけたら
多少サイズが合わなくても我慢、
ということらしい。

あらあら、それはダメでしょう。
足は大事にしなくっちゃ。

足の裏の小さい面積で全体重を支えるのだから
正しいサイズの靴を選ばなければ
身体全体に支障をきたします。
靴は健康に歩くための道具。
サイズの合わない靴は絶対にダメよ。

日本人の足は幅広だと思われていますが
本当はそうではなくて
足裏のアーチが潰れて広がってるのです。
正しい靴を選んで足裏を整えると
脚の形まで変わるそうですよ。
自然と姿勢が良くなりO脚もX脚も治るって。

靴を疎かにしてしまうのは
日本人が基本的に裸足の文化だからです。
家の中では靴履かないしね。
なので靴の文化が成熟していないんですね。

欧米では子供の頃から靴の教育を受けます。
フランスでは最初に履く靴からオーダーだし、
ドイツでは小学校の授業で
靴の脱ぎ方・履き方を教えるんですって。

この前買ったヒールの靴、
初めて履いたときは足が痛くなったのですが
1度履いたら足に馴染んだのか
2度目からはとても歩きやすくなりました。

足の専門家が言うには、
靴を買ったらすぐに履くのではなく
徐々に慣らすのが正しいやり方だとか。
初日は10分、翌日に20分、次に30分、
それから1時間、2時間と
1週間くらいかけて慣らしてから履くんだって。

つまり最初は家の中などで足を入れて
体温で馴染んでくるのを待つのです。
それからちょっとコンビニまで履いてみる。
次に駅前まで買い物に行ってみる。

そんな風に少しずつ慣らして
自分の体の一部にするんですね。
足元が整えば姿勢が良くなり
正しい歩き方ができるようになります。
すると身体全体が整います。

靴ってお洒落だけじゃないのよね。



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