15 mars 2017


バイオリズムなのか
毎年春になるとハニーとプチ喧嘩をします。
喧嘩といっても私が一方的に文句を言うだけで
言い争うわけではありません。

言いたいことを言うのは
デトックスみたいなもので
彼はいつも慌てて弁解しますが
その後は大きく1歩近づく気がします。

でね、今回喧嘩をした後 
面白い変化がありました。
何故か私を名前で呼ぶようになったのです。 

呼び方って一度癖が付くと変わらないでしょ。
彼は私を「モナムール」とか「マイラブ」とか
「ハニー」とか、そんな呼び方をしていました。

私も彼を「ハニー」と呼ぶわけですが
普段の会話の中ではお互いに
「あなたはどう思う?」
という感じで「あなた」と言っていました。

それはフランス語の "vouvoyer" のような
丁寧語の「あなた」で
「ねえ、あなた〜」というようなものではない。
親しくても "vouvoyer" で話すのは
大人な感じで好きなのですが、
一定の距離を置いている感じもあります。

それが急に名前で呼ばれると
なんか照れくさいしドキッとする。
そして距離が一気に近くなった感じもします。
私、男性に名前で呼ばれることに慣れてなくてね。
私も彼を名前で呼んだ方がいいんだろうか…

今まで「ねえねえ」って呼びかけていたのに
今更名前を呼ぶのはなんだか恥ずかしいなぁ。

今となっては懐かしいベーコン事件も乗り越え、
別れようと画策してはその都度失敗し、
なんかすっかり定着してしまった私たち。

「もっと大事にしてくれないと私を失うよ」
と強気なことを言えるのは、
彼にとって私が色々な意味で必要な存在だと
わかっているからです。

彼が安心して何でも話せるのは私だけだし
信頼して何かを委ねられるのも私だけです。
そして私は必ずそれに応えるから
彼は私を手放すことはできません。

ハニーはシャイなので人前で腕を組んだり
手をつないで歩くのを嫌がります。
でも喧嘩した後、駐車場に向かう道で手を出したら
「恥ずかしいよ」と言いながらつないでくれた。 

スーパーの入口のガラスに映った
手をつないだ自分たちが
ドラマの場面みたいに見えました。
青春だわー。笑
それにしても彼はデカイ!

ハニーは全然情緒がないし愛情伝達力が低い。
なので思い描いていたような
「フランス人とラブラブ~♡」
という甘いムードにはなりません。

でも考えてみたら私も愛情伝達力が高くないから
似たようなタイプを呼んじゃったのね。
それじゃ仕方ないね。

過去の人となったケビン・コスナーみたいに 
至れり尽くせりにされると却って居心地悪いもん。
私は「与える人」だからね、 
相手も「与える人」だと余っちゃうんだね。

そして私はやっぱり頭のいい男性が好きなんです。
私には論理性が欠けてるから
自分にないものにうんと惹かれるんだな。


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