24 février 2017


キッチンを片付けていて思いました。
食器の数も多いけどキッチン用品の量も多い。
どんだけ料理をするんだっていう数の
キッチン用品が揃っているのに
1人になってからはサボりっぱなし。

それで気づいたのは
私ってごっこ遊びが好きなんだということ。
お料理を食べさせる家族がいる間は
毎日シェフごっこをしていたんだわ。

シェフなんだから和洋中どれでも
完璧な料理を提供する必要があります。
器だってお店みたいでなければならない。
なのでどんどん器が増えちゃう。

ある時は料亭、
ある時はイタリアンレストラン、
ある時は中華料理の店。
それぞれの料理に合った器が必要になる。

食器棚の奥には遥か昔に香港に行ったとき
機内に持ち込んで抱えて帰ってきた
蓋つきのスープボウルがあったわ。
友だちにあげちゃったけど。

料理は嫌いじゃないし、
今だって誰かが来れば張り切って作りますが
そこにテキトーの文字はないんだな。
やるとなったら完璧を目指しちゃう。
これは性分だから仕方ありません。

同じことがすべてのことに当て嵌まります。
着物といえば着物をとことん。
凝っていた頃はヤフオクの常連で
着物やら草履やら色々買っていました。
ヤフオクだから洋服程度の値段なんだけど
引っ越しのとき草履だけで1箱あったわ。

あの頃は着物屋さんごっこをしていたんです。
樋口可南子さんと大橋歩さんの着方が好きで
彼女たちの着こなしを真似っこしたな。
そのうち着物コーディネーターごっこに
移行していったりして。

骨董は学生の頃からだから歴史は長いのですが
古伊万里から始まって古道具やアフリカ物や
それはもう色々集めました。
白洲正子に憧れて民芸っぽいものに走ったり。
そのうちにギャラリーごっこが始まります。

私はパリのケ・ブランリーという美術館が
大好きなのですが
そこはプリミティブアートの美術館なんです。
そういうのはいっぱい持ってるから
家の中でプチ・ケ・ブランリーごっこ。

そんなことばかりしてたからなんだね。
私の家にモノが多いのは。
でも、こうしてモノが収まってみると
やっぱりどれも好きなものなんです。
結局、場所が変わっても
美術館ごっこは続いています。

考えてみたら、
子供の頃もごっこ遊びが大好きだったからね。
私はあの頃からずっと
ごっこ遊びを続けているんだね。


  
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