21 septembre 2016


台風が近づいて久しぶりの本降り。
仕事が終わって地下鉄の新宿駅へ向かっていると
マインズタワーの階段を雨が流れていました。
それを見て当たり前のことを思いました。

水は高いところから低いところへ流れるんだ。

万有引力の法則に従っているんだもんね。
階段はちょっとした滝のようになっていて
歩くと靴が濡れました。

空気のきれいな場所で満天の星空を見上げると
流れ星がいくつも現れます。
星は、あるときは下から上に
あるときは真横に向かって
縦横無尽に流れます。

そうかぁ、
重力のある私たちには上下があるけど
宇宙には上も下もないんだもんね。
なんだか不思議。

時間は過去から未来へと一方通行に流れる
単純なものと私たちは思っています。
でも、これは現代物理学者の見解と
真っ向から対立します。

物理学者たちによると
時間は流れず、単に「存在する」だけです。
哲学者の中には、時間の経過という概念自体が
無意味なものだという人もいます。

アインシュタインが友人あての書簡の中で
現在・過去・未来という考え方は幻想にすぎない
と書いたことはよく知られた話。
特殊相対性理論から直接に導かれる結論らしい。

マサチューセッツ工科大学の哲学助教授
ブラッド・スコウ博士も、時間は流れていない、 
むしろ止まっていると考えています。
相対性理論を基にすると
「現在・過去・未来は同じ時空間に広がっていて
それが散在している状態にある」と。

つまり、私たちはある特定の時間(現在)にのみ
存在しているのではなく
すべての時間に同時に存在しているというのです。
そして、今意識しているこの瞬間というのは
単にスポットライトが当たったようなものだと。

難しいことはわからないけど、
私たちは、地球上で経験する感覚だけを基に
いろんなことを考えているということ。
知らないことは、いっぱいあるということ。 


 
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