29 août 2016


現状を変えようと思ったら
いつもと違うことをする勇気が必要です。
これは何にでもいえること。

例えば、こんなことがありました。

私が今仕事で作っているのは
女性向けの情報紙です。
クライアントは大体固定しているので
出てくる情報はホテルのレストランのランチなど
決まったものばかり。

この会社も仕事も好きだけど
同じような紙面を6年も作っていると
段々飽きてきちゃうんだよね。
何か面白い特集ページを作ればいいのに。

そこで、私はミーティングで言いました。
「ワクワク感が足りないと思うんです」。
誰も発言しない会議だから
みんなギョッとしていたけど
社長だけは「面白い企画があったら出して」
と言いました。

だったら、前から考えてた
「大人の夜遊び」っていうのはどうかな。
「ブルーノート」みたいなライブハウスとか
「KENTO'S」みたな大人のディスコとか
「金魚」みたいなエンターテインメントとかね。
ホテルのバーもいいね。

でも、待てよ。
読者が主に主婦層だからって
普段ホテルのランチの記事ばかり作ってるから
いきなりそれだとみんなには刺激が強すぎるかも。
ディナーでさえ躊躇うくらいだから。

なので、百歩譲って
「ホテルのバーに行ってみる」
というところで妥協することにしました。
大手シティホテルは常連のクライアントなので
提案しやすいと思ったのです。

ところがね、
営業の人も制作室長も
「バーだけなんてやったことないから…」
って完全に腰が引けちゃってるんです。

なんで?
やったことないからいいんじゃない。
「新しいことをやってみましょう」
ってホテルに提案すればよいではないですか。

第一、ランチ、ランチっていうけど、
ホテルのレストランでお昼を食べる人が
一体どれだけいると思ってるんだろう。
お昼に3500円もかける人、そうはいないと思う。
だったら、お洒落なバーの特集があっても
目先が変わって面白いと思うんですけど。

こんなの、大した勇気じゃないと思うのです。
読者が紙面に飽きて反響がなくなる方が
余程怖いことだと思う。
変わろうと思ったら、勇気を出そうよ。 
 

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