25 janvier 2016


私はハニーと暮らしているわけではないので
会うときはいつでも新鮮です。
強烈に惹かれ合うのはフェロモンの仕業です。

でも、彼がウチに来たくなる最大の理由は
私の料理が食べたいからなのです。
私は人に食べさせるのが大好きなので
いつでも彼の好物を作ってあげます。

The way to a man's heart is through his stomach.
彼は私に胃袋をつかまれたと言って
この諺を教えてくれました。
これは万国共通。胃袋大作戦ね。

食欲・性欲・睡眠欲は人間の3大欲求だからして
そこが満たされれば上手くいくのは当たり前。
きっとどんなカップルでも最初は同じでしょう。
相手に喜んでもらおうと一所懸命になるよね。

それが、結婚してすっかり慣れ合いになると
「体に悪い」とか「太る」とか言って
相手の好きなものを制限するようになります。

それが相手の健康を気遣ってのことであっても
素敵な人でいて欲しいという気持ちからであっても
相手にとっては相当なストレスになります。
食べることは生きることと直結するので
言われた方は本能的に危機感を覚えるのです。

「えー、また飲むの?」
と、夫が冷蔵庫のビールに手を伸ばすのを咎めたり
「そんなに食うと太るぞ」
と、妻が甘いものを食べるのに文句を言ったり。

その上、
妻は昼間はお洒落して友人とランチしても
家に帰ればスッピン&楽なジャージ姿。
妻が見る夫の姿もビジネススーツかジャージだけ。
日常生活なんてそんなものですけど
相手を異性として意識しなくなっても仕方がない。

私もそんな妻でしたが、
今となっては気の毒なことをしたと反省しきり。
一所懸命働いて帰って来たんだから
「お疲れさまでした」
と、快くビールを出してあげればよかった。
でも、それもこれも今だから言えることです。

ハニーは甘いものが大好きなのに
お菓子も炭水化物も彼女から禁止されています。
ダイエットしろってことです。
甘いパンの袋なんか見つかった日には
「食べたの?」とすごーく嫌な顔をされます。

かと言って、彼女は何もしてくれません。
2人の間にはこれまでに色々あって、
洗濯も炊事もそれぞれ自分のことだけするって
ある時に2人で決めたそうです。

年を重ねて丸くなり、お利口になった私は
ヘルシーなメニューで食事のカロリーを減らして
その分デザートを食べさせてあげます。
彼にとっては天使だよね、私。

別に点数を稼いでいるわけではありません。
味覚の合う人と「美味しいね」と食べることが
私自身の喜びだからそうしているだけです。

ハニーと仲良くするのは簡単なのに。
美味しいサラダを毎日たっぷり作ってあげて
バゲットとチーズとスープを用意してあげれば
彼はいつでもご機嫌だと思う。
フランス人なんだもん、そういうの食べたいよ。

彼は今日もごはんを食べに来ちゃいました。
頑張ってよ、彼女。


 
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