29 novembre 2015


地球は46億年の歴史の中で
スケールの大きなイベントを繰り返しています。
たとえば地球の自転軸の磁極が逆転する
「ポールシフト」と呼ばれる現象。

地球は大きな磁石で
地磁気の磁極は、数万年~数十万年の頻度で
N極とS極が反転しています。
過去360万年に11回逆転していて
前回は77万年前でした。

氷河期と間氷期の繰り返しも
地球のダイナミックな周期の1つ。

最近の研究から、この環境の変化は
地球の公転軌道にあるとわかっています。
つまり太陽から遠い軌道を取る時は氷河期、
太陽に近い軌道の時は間氷期が訪れるのです。

1回の氷期(氷河期)は10万年程度、
氷期と氷期の間の温暖な間氷期は約1万年。
過去100万年にこれが8回ありました。
意外なことに、氷に覆われている期間の方が
遥かに多いんですね。

最終氷期から1万3000年経った今、
地球は次の氷河期に向かっています。
いずれ何世紀かかけて、
地球は氷に覆われていく運命にある。

さて、ヒトは約20万年前に誕生したといいます。
その間、氷期も間氷期もあったわけですが、
地表が氷に覆われた極寒の時期にも
気温上昇による急激な温暖化にも
ちゃんと適応して生き延びたのだからエライ。

氷期は狩猟生活が中心です。
それが間氷期になると、
一部は獲物の移動に伴って北へ移動し、
一部は残って農耕を始めます。

気候は数世紀かけて変化していくので
ヒトは順応しながら生き長らえます。
想像以上にタフだったと研究者は驚きます。

今、注目すべきは
次の氷期が突然始まる可能性があること。
理由は端折りますが、
それは北米やヨーロッパの急激な寒冷化から
始まるといわれています。

今抱えている人口や生活環境を考えたら
一刻も早く対策を考えなければ人類存亡の危機。
愚かな戦争なんてしている暇はないのです。

ヒトの祖先が気候に順応して生き延びたように
私たちもタフに命を繋がなくてはなりません。

食糧をどうやって確保していくか、
何処にどんな形で住んでいくか、
人種や宗教を越えて考えなければならない
たくさんの課題があります。

愛がなければヒトは絶滅します。
本当に、戦争している暇なんてないんだよね。



いつも読んでくださってありがとうございます。
ポチしてくださると励みになります💛


コメントする

名前
 
  絵文字