22 octobre 2015


ハニーは大きな図体をして
愛情不足の甘ったれだから
よく「背中を触って」と言います。
そうすると安心するみたい。

だから、一緒にお昼寝する時
本当は私がすっぽり包まれたいんだけど
後ろからぴったりくっ付いてぎゅうしてあげます。
すると、彼は安心して眠ってしまいます。
赤ちゃんみたいに。

人は後ろが見えないから
背中は一番無防備な部分です。
そこをガードしてもらうから
安心で気持ちいいのでしょう。

ハニーはいつでも頑張っています。
そして、いつも何かと闘っています。

私には色々話してくれるけど、
不安な時も
緊張を強いられる時も
自信のない時も
結局1人で耐えて頑張っている。

言いたいことをハッキリ言うから
日本社会では敵を作りやすいし
色々とやり難いことがあるみたいです。

その上、彼はいつでも働いてばかりで
趣味といえるものはありません。

プライベートなことを何でも話せる相手は、
職場のボス以外には私だけ。
私と過ごす時間は、唯一彼がリラックスできる
趣味の時間みたいなものなのです。

それがわかっているから、
私がいなくなったら彼はどうなるんだろうと
つい心配をしてしまいます。

でも、本当はそんなことは余計なお世話で
私が心配することではないのでしょう。

彼の家に新しい子猫が2匹来たそうです。
この前写真を見せてもらった
ぶさ可愛いエキゾチックショートヘアの子です。

彼女がどうしても欲しくて
彼には一切面倒をかけないという約束で
買ったそうです。

ハニーも「面倒くさい」と言いながら嬉しそうで
子猫の話を目を輝かせてしてくれました。

私は少し安心しました。

私がいなくたって
老猫と、2匹の子猫と、彼女と一緒に
彼はこの先も同じように暮らしていくのです。
私と出会う前からそうしてきたのだから。

私はフランシスのことを話そうと思い、
「私、結婚するかもしれない」
と言いました。

彼は、「引っ越すの?」と言いましたが、
私にはその先を言わせず、
話はうやむやのまま終わってしまいました。

私は、「今日のところはここまでにしよう」と思い
彼の背中を抱きしめました。

私はこの背中が好きなんだ。
この大きくて寂しそうな背中がね。 



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