28 septembre 2015


ハニーの猫が死んだ。

3匹いたうちの1匹が去年の暮れに亡くなって、
やっとその子のことを忘れかけた頃に
一番可愛がっていた子が亡くなったので
ハニーはとても落ち込んでいます。

3匹とも元気だった頃は
「猫なんて毛が抜けるし面倒臭いから要らない」
と言っていたくせに、
死なれたら悲しくて悲しくて泣いてしまいます。

私も4年前まで黒ラブを買っていました。
アレックスというとても利口な雄犬でした。
子犬の時にウチに来て15年間一緒に暮らし、
最期は老衰で穏やかに亡くなりました。

亡くなる1週間前に突然ご飯を食べなくなり、
水も飲まなくなったのですが、
私はその時アレックスに
「もう生きないからご飯も水も要らないよ」
と言われた気がしました。

だから、病院には連れて行かず
体を撫でてあげたり手を繋いであげたり
時々口の中を湿らせてあげながら
ずっと側についていてあげました。

アレックスはみるみる痩せていきましたが
最期までとても穏やかでした。
多分あれが理想的な死なのだと思います。

今、医療の現場でも自然死が見直されています。
自然死が本人にとって一番楽なのです。
死が近くなると人間も食べられなくなりますが
その時に何の処置もせずただ見守る。
クオリティ・オブ・デスを考えると
それが一番だというのです。

ハニーの猫はずっと腎臓が悪くて
半年以上毎日病院で点滴を受けていました。
職場の男性の猫は糖尿病で、
1年近く毎日インスリンを打っていました。
きっと自然界ではとっくに死んでいた子たちが
医学のお陰で命を長らえます。
でも、それが良いことかどうかはわかりません。

ペットの場合は決断が難しい。
動物自身は何も言えないから
どのくらい苦しいのか辛いのかわかりません。
どうして欲しいのかもわからない。
だから、飼い主としては出来るだけのことを
してあげたいと思います。

アレックスは丈夫な犬で老衰だったから
私の決断は簡単でしたが
これがもっと若くて何かの病気だったら
私もどんな決断をしたか分かりません。

でも、いずれにしても命は燃やすものです。
どの命もそれぞれ精一杯燃やして
そして燃え尽きるのです。

だから、きっとどんな最期を迎えたとしても
天寿を全うしたと言えるのだと思います。



いつもポチしてくれてありがとうございます💛


この記事へのコメント

1. Posted by Phil   29 September 2015 08:23

Hi Yuriko

Sorry for ハニー's loss, and yours. As you know, I think about inevitability of death a lot.
N and I were talking about this yesterday. Most westerners say they do not want unnatural medical support to stay alive. When my mother died, it was as easy as could be. She just stopped eating and doctors did not give IV drops by our choice. In 漢字 death by natural causes looks like "stop eating" doesn't it?
Thank you for posts everyday. I admire your discipline.
2. Posted by 東の魔女 YURICO   29 September 2015 10:03
Hi Phil,
Thank you for reading my posts everyday and giving me your sincere comments. Yes, death by natural causes means "stop eating". To the contrary, eating is exactly living, so food is important. I want to die naturally like my Alex. I don't need life-prolonging treatment.

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