28 août 2015


私が何故フランス人に決めたかといえば、
まずフランス語にグラッと来るから。
そして、彼らの味覚や感覚が好きだから。

それに、外国人だったらいつも
ぎゅっとハグしてくれたり
いっぱいキスしてくれたり
手を繋いで歩いたり
ベタベタできると思ったからです。
「今日もキレイだよ」
なんて言ってくれたりね。

私は、長い間自分の女性性を否定していたので
若い頃はベタベタするのが好きではありませんでした。
目指していたのは、さっぱりタイプの女。
きりっとして、男性に甘えたりしない
何でも自分でできる自立した女性でした。

でも、その路線は飽きちゃたんだよね。

だから、せっかく新しい恋愛をするなら
今まで経験したことのない感じでいきたい。
カウチで寄り添って映画を観たり、
彼の腕にもたれながら海辺を散歩したり、
そんな甘いラブラブな恋愛を
一度くらい経験したいと思ったわけです。

ところがです。

ハニーは全然ベタベタしないタイプなのです。
私が手を繋ごうとすると
「恥ずかしい」と嫌がるし、
期待していたような甘さはありません。
おまけに、私がいくらお洒落していても
見てるんだか見てないんだか
ちっとも褒めてくれません。
フランス人なのに。

なーんだ、つまんないの。

でもまあ、彼とは気が合うし、
望み通りの「イケメン・長身・フランス人」だし、
一緒にいるとハッピーなのだから
それで良しとしましょうか。

ある日、私は新しいワンピースを着て
彼とのデートに行きました。
一緒にランチをしながら数時間を過ごし、
別れた後にホームで電車を待っていると、
彼からメールが届きました。

「今日はありがとう。楽しかったよ」
そして、続けてこう言いました。
"By the way, you looked so nice today"

おおお!ハニーが褒めてくれた!
「初めて褒めてくれたね、嬉しいよ」
私がそう言うと、彼が言いました。
「いつもそう思ってるよ」
「ほんと?」
「ほんと」

そうか、彼はシャイなんだ。
いつもは歯に衣着せぬ物言いをするのに、
あんな大きな図体して、シャイなんだ。
だから直接言えないのね。

私は、ふっと笑ってしまいました。
テレて言えないのかぁ。
それじゃ、仕方ないな。



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