27 août 2015


小学校1年生位の頃、
不思議な体験をしたことがあります。

その日、私は妹や近所の子たちと外で遊んでいました。
私が年長で、一番小さい子は3歳。
お昼ご飯を食べて少し経った頃だったから
時間は午後2時頃だったと思います。

突然、辺りが暗くなり始めました。
そのうち真っ暗闇になり、
小さい子たちは怖がって泣きました。
完全な暗闇で周りの家も畑も見えません。
私たちは何が起こったかわからずに
ひと塊になって怯えていました。

ふと空を見上げると、
黒い太陽の周りに光が輝いていました。
皆既日食だったのです。
子供たちはみんなでそれを見ながら
早く明るくならないかと思っていました。

どの位時間が経ったのか
そのうち辺りが明るくなりました。
西の空はきれいな夕焼けになっていました。

妹にも同じ記憶があり、
「あの時は怖かったよね」
とよく話したものです。

ところが…

ずっと後になって
その皆既日食のことをネットで調べようとしたら

うそ!

その時期に東京で皆既日食などなかったのです。
でも、私たちは確かに見たのです。
私も妹も友だちも。
真っ暗闇の中に輝く太陽の光の輪を。

だけど、考えてみたら確かにおかしい。

数年前に日本で皆既日食があった時、
本物の皆既日食がどんなものか確かめました。
日食メガネが売り切れになったあの時です。

私の住む地域では部分日食でしたが、
沖縄か何処かの皆既日食の様子を
TVで見ていたら
日食って5分やそこらで終わるのですね。
それに、いくらなんでもあの暗闇はない。

私たちが体験した皆既日食は完全な暗闇でした。
それに相当長い時間でした。
だって、明るくなった時には
もう空は夕焼けになっていたのです。
数時間は経っていたことになります。

妹と時々話します。
「あれは一体何だったんだろうね」
きっと、私たちは違う次元にスリップしまったのです。
もしくは、宇宙人に誘拐されたのかも。

でも、それは永遠の謎です。



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