février 2021
18 février 2021
今月に入ってからずっと
小さな丸の中に猫を描く作業を続けていたら
すっかり頭の中が丸になってしまいました。
それで、この丸いラグをインスタで見たとき
「うちの四角いスペースにはこれが必要!」
という気持ちになってしまったのです。
1970年代のヴィンテージのラグ。
トルコの手織りだそうです。
元は大きなカーペットだったのでしょうが
日本の住宅でも使いやすいように
まあるくカットして製品にしています。
上手に柄出ししてるよね。
余白の取り方が特に好き。
本当は敷物があると掃除が面倒だから
ずっと避けていたのですが、
何もないスペースが物足りなくなって
いい敷物がないかなぁと思ってたのです。
すごく気に入っている
オールドキリムもあるのだけど
形が合わなくて仕舞いっぱなし。
そうか、あれも切って使えばいいんだ。
でも自分で鋏を入れるのは勇気がいるなぁ。
女性は誰でも布に魅せられると思います。
DNAに刷り込まれてるんだと思う。
私もふきんを見ると素通りできないし
枕カバーなどのリネン類にも弱いの。
なにせ布が好きで
一時期はアフリカの布を随分集めましたが
そういう衝動は定期的にやって来ます。
今それが来ちゃったみたい。
フランスの古いリネンなんか見たら
グラグラしちゃうじゃないの。
春が近づくと高揚して
美しい暮らしに敏感になります。
日差しが明るくなるからかもしれないね。
器もちゃんと使いたいし美しく暮らしたい。
それに丸っていいなと思って。和む。
そんなこともあってこのラグに呼ばれました。
私はやっぱり美しいものが好きなのです。
そして美しく暮らしたいの。
このラグにはチューリップが似合うね。
帰りに買って帰ろっと。
17 février 2021
1年以上続くコロナ禍や度々襲う地震。
関東でも関西でも今後メガ級の大地震が
予測されています。怖いよね。
でも、本当に怖いことは
こうしている間にもじわじわと迫る
環境破壊の限界です。
地球がこのままでは人の住めない星になる
というのは遠い未来の話ではありません。
限界値を超えればあっという間にそうなる。
『崩壊学:人類が直面している脅威の実態』
という本を以前にも紹介しましたが
これは全員読むべきだと思うの。
読んで実態を知っておくべきだと思います。
さまざまなデータを見る限り
「限界に近づいているどころか、
越えようとしている」
「私たちは持続可能の軌道上にはいない」
ということがわかります。
「私たちの熱工業文明の全体的な崩壊は
かなりの確率で21世紀前半に起こるだろう」
「その重大かつ取り返しのつかない
システム的な衝撃は明日にも起こりうる」と。
科学者たちによると
環境破壊を止めるには2100年までの平均気温を
産業革命前の気温と比較して1.5°C未満に
抑える必要があるといいますが
すでに1°C上昇しているのです。
このままのペースでいけば
2030年には1.5°C上昇し、
2100年には4°C上がるそうです。
それを止めるためには
2030年までにCO2の排出量を半減、
2050年までには純排出量を
ゼロにする必要があります。
もう根本的に変えなければ解決できないし
私たちが資本主義にしがみついている限り
この流れを止めることはできないのね。
それを止めるには今すぐ熱工業文明を、
資本主義社会を卒業するしかないんだけど、
そんなことは恐らく不可能です。
だって世界中の人が今日もクルマに乗ってるし
電気やガスを使い大量生産・大量消費してるから。
環境破壊が限界を超えると
繰り返される豪雨や水害、食糧難や水不足など
生命に直結する諸問題が一気にあふれ出します。
それは「いつか」という遠い話ではなく
明日始まるかもしれないのです。
現代文明は自然の法則と
完全に合わなくなってるよね。
あらゆる意味において
この文明は滅亡に向かっていると思う。
16 février 2021
私、この1週間あまり
金子國義にハマってたじゃないですか。
画伯の交流関係から興味が広がり
今は安井かずみのことを書いた本を
読み終わるところでした。
『安井かずみがいた時代』というこの本は、
華やかでスタイリッシュで
ときにはスキャンダラスな彼女の私生活を
交流のあった女優、ミュージシャン、評論家、
作家などの著名人の証言で綴ったもの。
かなり読み応えのある本でした。
安井かずみといえば
数々のヒット曲を生んだ作詞家。
加藤和彦とのおしどり夫婦ぶりは有名で
日本一素敵なカップルとして若者の憧れの的となり
メディアでも様々な形で取り上げられました。
でも55歳という若さで彼女が亡くなると
1年も経たないうちに加藤和彦が再婚。
世間の顰蹙をかったのも印象的だった。
しかしその結婚は数年で破綻し、
後に加藤和彦は自死。
そんな安井・加藤夫妻の関係性や
彼女自身の人生全体を知って
突き抜けた女性のカッコよさに驚いたり
夫婦愛に感動したり悲しみを感じたり。
伝えられていたことの真実や嘘が
さまざまな証言から浮き彫りになって
久しぶりに感情が揺さぶられました。
それにしてもひと昔前の人はスケールが違う。
会社の昼休みに読み終わり
そんな気分を引きずりながら事務所に戻り
やっと決まった表紙の仕事に取り掛かりました。
表紙は松山バレエ団の5月公演ロミオとジュリエット。
担当の方に細かい資料と画像をお願いしたところ
送られてきたメールを開いて驚いた。
鳥肌が立ちました。
添付されていた1枚目の画像が
金子国義の「ロミオとジュリエット」の
絵だったんです。
ほかはいつものように
森下洋子さんのソロと群舞の写真。
松山バレエ団の仕事はずっと担当しているけど
金子国義の絵なんて初めて見た。
バレエ団では2種類のチラシを制作中で
そのうちの1つが金子バージョンらしい。
もうあまりのシンクロに倒れそうだったよ。
どうやらそういうタイミングだったのね。
15 février 2021
久しぶりに大きな地震でしたね。
東京周辺も震度4でかなり揺れました。
ナマズのはずの私は何も感知せず。
勘が鈍ったか。。
それにしても
東日本大震災から10年が経とうとしてるのに
まだこんな大きな余震があるとは
人間の10年なんて地球的には10分程度なんだなぁ。
そして震度6強でも
地震だけなら人的被害は少なくて
人が死ぬようなことはないんだと思った。
怖いのは津波と火事なんだね。
大きな地震がある度に色んなことがわかります。
地震がいつ来てもおかしくない中、
ある程度の備えは誰もがしていると思います。
最低限、家具を固定しておくことや
上から物が落ちてこないようにすることは大事。
寝ているときに地震が来ることを想定して
特に寝室の家具の固定はしておきたい。
家具の下敷きにならなければ
とりあえず安心だから。
うちの寝室には最近本棚を入れたけど
私が寝ている方に倒れない向きに置いて
本がこちらに飛び出さないようにしました。
それ以外の家具はベッドサイドテーブルだけなので
家具の下敷きにはならないよ。
ただ伯母の書の大きな額は
アクリルではなくガラスが入ってるので
あれが落ちたら足元は危ないな。
もう1つフックを付けて補強しようかなぁ。
額と言えば、土曜日の地震では
リビングに飾ってある絵がどれも曲がってた。
最近自分の絵をトータルで眺めるために
安易に釘を打って掛けたり外したりしてたけど
この程度で曲がるなら
絵画用のフックを付けないとダメだね。
地震がある度に反省点に気づきます。
そうやって1つずつ改善していって
本番に備えよう。
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14 février 2021
今週名古屋の三越で開かれる猫のアート展。
当初は現地に行くつもりでしたが
緊急事態宣言が延長されたので出張は取りやめ。
荷物だけ送ることにしました。
リビングの壁一面に掛けてあった作品を下ろし
タイトルを付け作品票を貼って
箱にもタイトルなどを書き込みました。
今回は全部で9点を用意。
展覧会では他にも色々用意するものがあります。
作品の横につけるプライスカード、
プロフィールや「肖像画承ります」のパネル。
そんなのも作って納品書を作って準備完了。
あんなにたくさん飾ってあった絵がなくなって
壁は一気に寂しくなりました。
なにせこんな⬇︎だったのが
先生の以外全部なくなったんだから。
でも大丈夫。絵は他にも売るほどあるのさ。笑
で、今回出さない大きめの絵を
2点取り出してきて飾りました。
最近みっちり絵が掛かってないと
落ち着かなくなってきた。
コロナは百貨店にダイレクトに影響を与えます。
積極的に集客できないので広告を出せない。
普段は毎週出している新聞折込のチラシも
ずっと作っていないんだって。
そういうのは私の広告の仕事にも影響します。
この2年間ずっと毎月出稿してくれていた
百貨店もついに撤退を余儀なくされました。
残念だけど仕方ないよね。
政府は飲食店ばかり救済するけど
どの業種も大変なんです。
逆に1人でやってる小さな飲食店なんて
休業して1日6万円貰った方が
営業するより儲かるって話だし
なんだか変よねえ。。
何はともあれアート展の荷物を送り出しました。
どうか注文が入りますように。
そんで絵も売れますように。
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13 février 2021
たまプラーザ東急にチョコを買いに行ったら
地下の食料品売り場に
ジェラートの店ができていました。
クアットロ パンキーネ。
以前同じ場所にジェラート屋さんがあって
少し前に撤退したけど
あの店とは違うのだろうか。
不思議とその日はカラダが甘いものを要求せず
ご褒美チョコは買わなかったし
珍しくジェラートにも呼ばれなかったけど
その売り場にあった可愛い容器が気になった。
「これ、何が入ってるんですか?」
「サワーチェリーのシロップ漬けです」
で、どう使うかも考えずに
容れ物欲しさに買ってしまいました。
だって可愛くない?
ちょうどこの前薬膳茶を注文したとき
別売りのキャニスターを買おうかどうしようか
迷った挙句にやめたばかりだったのです。
これ、お茶を入れたら可愛いじゃん。
ミルクガラスって好きなのよね♪
後でネットで調べたら
イタリアのファッブリ社の商品で
粒ぞろいのワイルドチェリーを
伝統のシロップに漬けたアマレーナ。
脂肪・塩分・コレステロールゼロで
ビタミンCや鉄分を多く含むんだって。
チェリーはシロップと一緒に
ヨーグルトにかけてもいいし
アイスクリームに添えてもいい。
チョコレートケーキにも合うよね。
今度友だちが来たら出してみよう。
まずはバニラアイスだな。
これ、いくつか並んでたら可愛いなぁ。
もっと欲しいなぁ。
そう思ってよく見たら
ネットだと700円も安く売ってるではないか。
だったらいくつか買って友だちにもあげよう。
というわけでポチポチポチ。
来週うちに来る貴女。
アマレーナ・ファッブリを差し上げますことよ。
開けてみたら爽やかな甘さでとっても美味。
これはやっぱりアイスクリームだな。
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12 février 2021
凝り性の私はこのところ
金子国義研究に明け暮れています。
といっても本を読んでるだけだけど。
この前買ったムック本には
金子国義と所縁のあった人たちが
文章を寄せているのですが、
それを読んだら気になって澁澤龍彦の本をポチ。
さらに『安井かずみがいた時代』までポチ。
金子國義が活躍していたのは80年代〜90年代。
学生時代、あんなに好きだったのに
なぜぷっつりと興味が途絶えたんだろうと思ったら、
その時代の私は子育てに忙しかったんだ。
私は子供好きだし子育てを楽しんでいたけど
夫は多忙で100%ワンオペだったので
家のことで忙しかったんだね。
半径3メーター以内のことにしか目が向いてなかった。
それにしても、金子国義が生きている間に
1度会ってみたかったと思います。
彼がどこでどんなことをしてたのか
知れば知るほど面白い人物なんだもん。
お近づきになりたかったわぁ。
あの時代に戻れるなら
展覧会に行って本人に会って
少しだけでも言葉を交わして
本にサインとかしてもらうのになぁ。
同じ時代にできなかったことで
惜しかったと思うもう1つのことは
マイケル・ジャクソンのライブ。
あれも行きそびれたのよね。。
妹なんか前から5番目の席で観ただけでなく
渋谷で見かけて声を掛けたんだって。
人生には動けない時期もあるよね。
今こうして自由気ままにしているから
自由にならなかった時間が
余計に惜しく感じるのかもしれない。
そして思うのです。
その時代にやりたいことは
躊躇せずやっておくべきだって。
世界はどんどん変化していって
後で取り戻すことはできないから。
お芝居もそうですね。
「いつか」なんて言ってたら
役者さんが死んじゃうかもしれない。
私は亡くなった中村勘三郎が元気な時に
平成中村座のお芝居を何度か観に行ったけど
観ておいて本当によかったと思ってる。
だから今でなくてはできないことを
もっとやっておこう。
まだ見ぬ場所に行っておこう。
お芝居も観に行こう。
そんで新しい目標ができました。
宝くじが当たったら金子国義の絵を1枚買う。
そしてリビングにどーんと飾る。
私が本当に欲しいものって
いつでも絵画なんだよね。
11 février 2021
先日、お話会に招待してもらって
楽しみにしていたのに、
当日その時間になって入ろうと思ったら
どうやって入ったらいいかわからない。。。
こうなるともう面倒臭くなって
やっぱりこれはダメだと諦めた私です。
Clubhouseは招待制なので
完全にクローズな世界なんだけど
管理者は当然聞けるんですね。
早い人は会社の会議に使っているみたいで
Zoomのようにタイムラグがないし
音声だけだから気軽だといいますが、
本当に秘密の話はしない方がいいという話。
企業秘密とかね。
私が1番活用しているSNSはInstagram。
ビジュアルを見せるのが仕事なので
インスタは使い勝手が良いのです。
自分で投稿するときもキャプションは
最低限しか書かないんだけど
人のも画像しか見ないことが多い。
文字だけで投稿するのも流行ってるけど
余程気になるもの以外は
スルーしてしまいます。
自分のフィールドに出てくると煩いので
そういうのはフォローしない。
その代わり、好きな画像が出てくると
簡単なコメントをします。
海外の人の時は絵文字だけが多いね。
素敵!とか好き!は😍とか💕とか👏。
ありがとうは🙏🙏🙏。
絵文字があれば言葉は要らない。
次にチョロチョロ見るのがFacebook。
最近はFacebookを見るのも面倒なんだけど
気になる人たちがみんな使ってるので
何となくチェックしています。
やっぱり50代以上はFacebook率が高い。
スピード感がちょうどいいのかもね。
こちらは文章をしっかり読みます。
パーソナリティが全面に出るからかな。
ありとあらゆるSNSが登場して
色々誘惑されるけど
私はこれ以上はもういいやって感じ。
1日中スマホを気にするのは疲れるしね。
ポチしてくださると励みになります♡
10 février 2021
Bunkamuraギャラリーで偶然
金子國義の展覧会を見たら
学生時代に入れ込んでいた
怪しげな世界に引き戻されました。
好きなものって変わらないものだなぁ。
私は昔からちょっと毒のあるものが好きで
それは若かったからだと思ってたけど
今見ても強烈に好きだわ。
展覧会で買ってきた
『金子國義〜あなたは美しい』
というムック本には
色んな人のエッセイや対談が載っていました。
取り巻く人たちの豪華なこと。
異常なまでの美意識が
言動の端々に現れているんだけど
ああいう極端な美意識に私は憧れます。
躊躇なくそれを具現化するには
狂気が必要なのかもしれません。
自分の気に入ったものは
目に触れるところに置いておきたい。
なので部屋中がモノであふれている。
テーブルの上も本が広げて置いてある。
食に関しても繊細。
食事は香りであり、環境。
美味しいと評判のレストランに行っても
壁紙が気に入らないと店では食べない。
「包んでくださる?」と家に持ち帰り
皿を温めてゆったりと食したといいます。
強烈な個性のナルシストでサディスト。
憎らしいのに愛されるキャラクター。
ある人が「会った瞬間に魔力にかかる」
と書いていましたが、
金子國義は彼の作品以上に存在がアートだった。
今の若い人であれほどの個性を持った人を
私は知らないけれど、
あれは時代が作ったものなのだろうか。
金子國義は1936年生まれ、
澁澤龍彦は1929年、
美輪明宏は1935年生まれ。
デザイナーの三宅一生は1938年、
コシノジュンコは1939年、
高田賢三は1939年、
因みに母は1933年生まれ。
そうかぁ、どうやら1930年代生まれに
才能が集まっているんだな。
1950年代あたりの文化の
洗礼を受けている人たちということか。
私は生まれるのが遅すぎた。。。
そんなことを思いながら
アマゾンで金子國義の別の本を
ポチってしまう私であります。
9 février 2021
フランス人はケチだというけど
今まで知り合ったフランス人に
ケチな人は1人もいませんでした。
というか、ケチな人というのを私は知りません。
あの気が利かない元カレでさえ
飲食代は必ず払ってくれたしね。
クルマで出掛ければガソリンを入れてくれたし
私がお財布を開くことはなかった。
半年くらい付き合ってたアメリカ人なんか
毎回わざわざ素敵なレストランを探して
連れて行ってくれたよね。
そういうのって大事にされてる感じがして
嬉しいじゃないね。
でもさ、フランソワはケチなんだわ。
人には言えない場面でもそうだった。。
私はワリカンすることは別に気にしないし
食事代やお茶代を男が払うべき
と思ってるわけでもないけど、
あそこまでケチだと先が思いやられます。
私たちが20代で彼が貧乏というのならわかる。
(今更貧乏な人とは付き合いたくないけど)
でも会社経営者でそれなりの経済力があるのに
会計の時にお茶代を自分の分の500円だけ払うってねぇ。
そういう人はきっと
誕生日やクリスマスに贈りものをしない。
記念日のサプライズも期待できない。
私は贅沢を求める女ではありませんが
イベントを大切にしない人は嫌なの。
私は今まで経験していないことをしたいんです。
普段は倹約していたとしても
特別な日にはチョット贅沢な時間を作ってほしいし
そういうことが許される年齢だと思う。
そういうのが期待できない人はダメね。
ということでフランソワはクビです。
男だからって無理する必要はないけど
私は親しくなると与えちゃうタイプでしょ。
元カレには10与えて1も返って来なくて
疲弊してしまったという反省がある。
(これはサービス精神の話ね)
なので、そういうバランスはよろしくない、
次は与えてもらいたいと思ってるわけ。
もちろん10倍返しするよ、私は。
なので次は気前のいい人を探します。
そして私も気前よく与えたいのです。