novembre 2017

30 novembre 2017

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東京は世界一の巨大都市です。
高層ビルから眼下を望むと、
360度地平線まで続く街並みに驚かされます。
こんな都市は世界中探してもどこにもありません。

美しいかといったら残念ながら、全然。
ヨーロッパのような古い建物はないし、
街の統一感はありません。
ただただグレーの建物が続くだけ。

でも地上に降りると個性あふれる街があります。 
ぶらぶらするだけで楽しい銀座や青山、
いくつもの美術館がある上野公園。
味わい深い下町もあるし、  
吉祥寺や西荻も面白い。 

居ながらにして世界中のものが手に入る場所。
世界中の料理が食べられるし
スーパーにはどんな食材でも売っています。
交通機関は発達しているし街は夜でも安全。

私は都会っ子なので都心に出ると楽しい。
東京はごちゃごちゃしていて嫌いだと
ハニーは言うけど、 
お店はオシャレだし素敵なものを売ってるし
私は東京が大好きです。

生まれも育ちも東京ですからね。
東京が私の故郷なんです。
なので「東京の人は冷たい」なんて言われると
「そんなことない!」と反論したくなります。

下町には昔ながらの人情があるし、
山の手の人にだって東京らしい優しさがある。
全然排他的じゃなくて、誰でもウェルカム。
柔軟性があって懐が深いのよ、東京人は。

冷たく感じられるとしたら
それはきっとテンポが速いから。
どこの国でも都会の人は早口でテンポは速いです。
ニューヨークでもパリでも。

必要以上に干渉しないのは相手に対する思いやりで
ベタベタと相手を構うのではなく
そっと見守るのが東京スタイルなのです。

田舎には田舎の良さがあり
都会には都会の良さがあります。
日本で一番便利な場所で育った私たちは
ほかと比べる必要がないのでその分大らか。
そこが1番の良さだと思うよ。

                                                    
東京タワー、大好きだし。
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29 novembre 2017


曇り空の下を歩いていたら
ハニーがこんなことを言いました。

「空が曇っていて、落ち葉があって
  なんだかフランスを思い出すよ。
  フランスはいつもこんな感じだよ」

そして「ああ、この音好き」と言いました。
枯葉がカサッと音を立てて枝から落ちたのです。
サクラの大木はもう殆ど葉が落ちて
所々に赤く色づいた葉が付いているだけです。

彼がこんな情緒的なことを言うなんて珍しい。
100%左脳人間だと思っていたけど
こういうところもあるんだね。
なんだかとても新鮮です。

「そんなことを言うハニーが好きよ」
そう言ったら彼は照れ笑いをしました。
秋は人の感性を刺激する季節なのかもしれません。

彼も私も忙しくなってしまったので
この頃は火曜日にしか会えなくなりました。
今まであんなにしょっちゅう会ってたのに
ちょっと物足りない。

私が毎週火曜日を休みにしてもらっているのも
ハニーがうちの近くの職場に行く日だから。
なのでずっと一緒にいられるわけではなく
彼はミーティングに出かけてしまいます。

早く終わって戻って来る日もあれば
ミーティングが長引いて
そのまま帰ってしまう日もある。

昨日はお昼頃出かけて行ったのですが
2時過ぎに電話が来ました。
「3時からまたミーティングなんだけど
  時間があるから一度戻るよ。
  行かないとあなたに怒られるから」
「そういう言い方しないの。
  会いたいから戻るって言えばいいじゃない」

「もちろん会いたいから戻るんだよ」
慌てて言い訳していたけど
ハニーったらいつもそんな風に勿体ぶるんだ。

コーヒーを淹れて甘いものを食べながら
私たちは30分ほどおしゃべりしました。
職場まではクルマで5,6分だけど
もう行かなくちゃね。

マンションを出てクルマまで
いつもの様に私たちは手を繋いで歩きました。
その時に彼が言ったのです。
「フランスの晩秋はいつもこんな感じだよ」
確かにこのアンニュイな色合いは
ヨーロッパを思わせます。

正面のサクラの木から枯葉が1枚落ちました。
「ああ、この音好き」
晩秋の別れはちょっと切なくて素敵です。



28 novembre 2017


なんか太った。

ヘルスメーターが電池切れで 
最近体重を測っていないけど
明らかにウエストがキツイ。

そういえば、私は会社行くと太るんだった。
家にいるとお菓子なんて食べないのに
仕事先で配られるお菓子を食べちゃうから。
食事も、家では本当に軽いのに
会社に行くとお昼もしっかり食べます。

なので今までは
新宿へ通っている半月に太って
終わると元に戻るという感じだったのだけど
今月から毎日行っているので太りっぱなし。
体重的には多分1キロ程度のことだと思うけど
なにしろウエストがキツイのよ。
ふう。

こうなるとですね、
やたらとスレンダートーンの
CMが目に付くわけです。

実はスレンダートーンは持っています。
ある日墨絵のお稽古に生徒さんが着けて来て
「やらせてー」とお試し。
ひとしきりその話で盛り上がって
その場でポチしたのでした。

一時期はマイブームになっていたのですが
その後ハニーに貸したり
引越したりしているうちに
充電器がなくなってしまって
そのままになっていました。

だけど、今回ばかりは本気でお腹を引っ込めたい。
同じくお腹を引っ込めたい友だちは
朝晩腹筋を30回ずつやると張り切っていますが
私は腹筋運動が苦手で10回が限界。
自力ではムリです。

やはりスレンダートーンしかない、と
ヤフオクで充電器を見つけて買いました。

さっそく装着してみました。
おおおおお、久しぶりだと効くわねえ。
1回30分のところ、倍の1時間着けて
腹筋はかなり刺激されています。

もしかしたらお腹、引っ込むかもしれない。


                                                    
かなり刺激的でございます。
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27 novembre 2017


緩和ケアの看護を長年つとめた著者が、
数多くの患者を看取った経験を基に書いた
『死ぬ瞬間の5つの後悔』という本。
読んだことのある方もいるかと思います。

死の床で自分の人生を振り返ったとき 
多くの人が語った後悔のベスト5は以下の通り。

・自分に正直な人生を生きればよかった
・働きすぎなければよかった
・思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
・友人と連絡を取り続ければよかった
・もっと幸せを求めればよかった

ドキッとする人もいるんじゃないかな。

著者も看取った患者もオーストラリア人。
日本人よりずっと思い通りに生きていそうな彼らも
働きすぎなければよかった、
自分に正直な人生を生きればよかった、
もっと幸せを求めればよかった、
と後悔しているんですね。

まして世間体を気にしたり
自分以外の誰かの意見に流されがちな私たちは
自分に正直な人生を生きることは
簡単ではないのかもしれません。

でも人生は1度きり。
最後は笑って死にたいですよね。

多くの人が「もっと幸せを求めればよかった」
と言っているということは
みんな意外と幸せを求めることに対して
消極的だったということです。
きっと、諦めや妥協があったのね。

もちろん、人生には我慢の時期もあります。
私だって自分のことを後回しにする
主婦だった時代があります。
ダンナの都合、子どもの都合を優先してた。
状況がそれ以外の選択肢を許さなかったのだけど
それはどのお母さんにも当てはまることですね。

また、働いていれば
自分の時間を犠牲にすることもあります。
子どもたちをお留守番させて
土日に仕事に出たことも数知れず。

そういうことが必要な時期もありますし
それ自体が悪いことではないですからね。
でも、それがずっとだとダメよね。

誰かが「幸せは自己満足」と言っていたけど
基準は自分の魂が喜んでいるか、だけ。
そこに人の価値観や評価は要らないわけです。

私は子育ても楽しんでいたけど
子どもはあっという間に成長して
家族の環境は変わります。
自分を後回しにする癖がついたままだと
気持ちが取り残されちゃう。

また大好きな仕事をしていて
それが自分の喜びだとしても、
会社員ならいつか定年退職する日がきます。
そのときになって空っぽになるようでは
困りますね。

自分に正直な人生を生きればよかった
働きすぎなければよかった、と後悔する前に
自分にとって幸せとは何かを
見つめ直しておいた方がいいです。 

私は今日死んでも後悔はないな。
今、思い通りの人生を生きているから。 


                                                    
やり残したら来世の宿題にするから気にしない。
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26 novembre 2017

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街はすっかりクリスマスの
イルミネーションであふれていますね。
日が暮れるのが楽しみになるとき。
1年で1番華やかな季節の到来です。

フランスのリヨンで毎年12月8日前後に
「光の祭典」が行われることを
教えてくれたのはダーリンでした。

まだフランス語を始めたばかりの頃で
この光の祭典のことが
その日のトピックだったんだ。
ダーリンは何枚かの写真を見せながら
お祭りの解説してくれました。

この祭典は14世紀半ばペストが流行した際に
フェルヴィエールの丘にあるノートルダム寺院の
マリア像に祈りをささげたところ
ペストが収まったという逸話に由来しています。

12月8日を挟んで数日間行われるお祭り。
今年は7日から10日の4日間だそうです。

この日の夜は、リヨンの街中に光があふれます。
ライトアップだけでなく、ビデオ、サウンド、
舞台技術を使い、モニュメントや公園、河、
などが空間演出されます。
ノートルダム寺院などの建物もライトアップされ
それはそれは幻想的な光景が広がります。

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ライトアップもさすがフランス。
こんな感じでなんとも芸術的です。

パリへは2度も12月に行ったのだから
リヨンへ足を延ばしたかったけど
結局そのチャンスはないままです。
一度は実物を見てみたい。

興奮と感動を呼ぶ華やかなイルミネーションも
祭典が始まった当時街にあふれていたのは
ロウソクの灯りでした。
それも美しかったでしょうね。

ゆらゆらと不規則に揺れるロウソクの炎は
人の心に安らぎを与えてくれる
f分の1のゆらぎ。

洋の東西を問わず
ロウソクが宗教的な場に使われるのは
天へと通じる光だからなのかもしれません。

文明の発達とともに炎は白熱灯に代わり、
さらにLEDへと変化しました。
LEDは無機質でちょっと冷たい光だけど
それはそれで美しいわね。

灯りは人の最も本能的な部分を刺激します。
DNAに刷り込まれた元始の炎の記憶です。
これから暫くの間は
光にワクワクする日が続きます。



25 novembre 2017


窓の外はすっかり秋色です。
引越して来たのが今年の2月。
冬から始まって春・夏・秋と3つの季節が巡り
目の前のサクラも季節ごとの美しさを
見せてくれました。
今はオレンジ色に紅葉しています。

つくづく思うに、
私たちは地球の営みの中で生きています。
もう少し引けば天体の運行に沿って
もっと引くと宇宙そのものの動きの中で
生きているんですね。

宇宙とつながる、というのが
最近の合言葉のようになっているけれど、
何もしなくたってはじめから
私たちは宇宙と繋がっています。
だって宇宙の一部なんだから。

殊更にスピリチュアルなことを考えなくても
元々私たちはスピリチュアルな存在です。
なのであまりそこにフォーカスする
必要はないと思うのね。

そんなことを考えなくても
宇宙は勝手に進化しているし
その中にいる私たちもそれに合わせて
自然と進化するようになっています。

もし今、色んなことが上手くいっていて
毎日をご機嫌に過ごしているなら
それは宇宙の流れに沿っている。
逆に、なんだか上手くいかないとしたら
それは流れに合っていないということです。

そういうときは、いったん脱力して
流れに身を任せること。
そして観察するんです。
宇宙がどこへ向かっているのか。

宇宙というと壮大で漠然としていて
つかみどころがない感じがするけど、
私たちが目にする自然や社会情勢や人間の営みも
宇宙の一部であり宇宙そのものですから、
それを観察することで全体が見えたりする。

それを観察することで
自分のすべきことがわかったりします。

別に、過去や未来が見えたり
天使と話ができたり
オーラが見えたりすることが
宇宙と繋がるということではないです。

それって、絶対音感があるとか
視力が6.0あるのと同じで
ある部分の感受性が強いだけのことだし
個人のフィルターを通しているから
結構偏っていることも多い。

そんなものがなくても
耳をすませば色んな音が聴こえるし
観察すれば色んなものが見えます。
大事なのはニュートラルな状態でいることと
人の意見に左右されない
絶対的な自信を持つことです。

流れに沿っているというベースがあれば
願いを叶えることも簡単です。
そこに向かっていく努力も楽しいしね。
そう、流れに合っていると
毎日がわけもなく楽しい。

特別なことをしていなくても
毎日シアワセだな、と思えたら
それがあなたの正しい道なのだと思います。



24 novembre 2017


取材ですごく爽やかな青年に会いました。
高校卒業後、新聞奨学生として
朝夕刊の配達をしながら
専門学校に通った経験のある31歳。

お父さんも6歳年上のお兄さんも
新聞奨学生だったので
彼も自然とそれを選んだのだそうです。

新聞奨学生というのは、各新聞社が主催する
学生支援を目的とした奨学金制度。
新聞販売店の寮に住んで朝夕刊の配達をすると
給料も出る上、無事卒業すれば
学費は免除されます。

自分の力で学校を出たい人には
これ以上の制度はありませんが、
新聞配達はとても体力の要る仕事です。
何より朝が早い。

今日会った人は凄いの。
高校時代からバスケットをしていて
奨学生になっても続けていたのですが、
彼の1日の生活はこんな感じ。

2:30起床→朝刊の準備&配達→学校へ→
15:00~夕刊の準備&配達→バスケットの部活→
仲間と反省会を兼ねた夕食→11:00頃帰宅
→24時就寝

翌日の朝刊にチラシの折り込みがあると
帰宅後それをしなければなりません。
眠らないまま朝刊の配達に出ることも
珍しくなかったとか。

最初の3か月は起きられない、眠い、
学校に行っても起きていられない。
めっちゃツラかったのですが、
高校時代のバスケ部の凄まじい練習は
今よりもっと辛かったと思うと
「よっしゃー」と力が出たというの。

「よく体が持ちましたね」と言ったら、
「丈夫に産んでくれたお母さんに感謝!」
と爽やかに笑いました。

因みに、奨学生の仕事内容は会社によって
配達だけのところと集金があるところがあります。
集金がある方が給料は高いけど
その分自分の時間が削られます。

彼はバスケットがしたかったので
配達だけの新聞社を選んだというわけ。
それにしてもスゴイ体力ですよね。

普通は、今までスポーツをしていた人も
奨学生になったらやめてしまいます。
今まで何人もの奨学生や奨学生OBに会ったけど
学業と仕事とスポーツを全部やった人は初めて。

その彼の両親がまたスゴイ。
お父さんは根っからのバックパッカーで
ひと所にじっとしていられない人です。
世界中を旅しているうちに
ブラジルで知り合ったお母さんと結婚、
お兄さんと彼を儲けます。

彼が小学校に入るときに日本に戻りましたが、
家族が一緒に暮らしていたのは中学生まで。

完全放任主義というか、
彼が高校生になると両親はお金だけ置いて
どこかにふらっと行ってしまいます。
そして年に数回帰って来ては
お金を置いてまたどこかへ行っちゃう。
寅さんか?

子どもの力を信じていなくちゃ
そんなことできませんよね。
日本では親子共依存の人が多いけど
彼は自立した、聡明で真面目な青年です。
放任主義でいる方が子供はよく育つのかも。

前提としてスポーツで精神と肉体を
鍛えたことは大きいと思うけどね。
1つの目標に向かって仲間と共に頑張る
という経験が彼の大きな財産になっています。

なので彼は仲間や縁をとても大事にします。
お世話になった新聞販売店には
卒業して10年以上経っているのに
毎月後輩にお菓子を持って行くんだって。

バスケットが本当に好きで、
今でも5つのクラブチームに所属して
プレイしています。
選手を辞めてもバスケは辞めないって言ってた。

「今まで色んな人に支えられてきたから
いつか恩返しをしたい」
いずれは発展途上国で技術を教えるなど
人の役に立つ仕事をしたいと熱く語ります。
なんか、器が大きいの。

長身のイケメンでめちゃくちゃ爽やか。
やっぱりスポーツマンは違うなぁ。



23 novembre 2017


夫が子育てに協力的でないと悩むママは
今も昔も多いと思います。

私も娘たちを
1人で育てたような気がするもん。
夫は多忙で相談する時間もないし
仕事だと言われればそれ以上何も言えない。

一番大変だったのは娘が高校生の時で
特に次女は色々とやらかしてくれたけど
それも1人で被っていた気がします。

リストカットしたり
人格を全否定されたり
学校に呼び出されたり。
フルタイムで働いていた上に
それが毎日のことですから結構キツかったわよ。

あまりにも夫が無関心なので頭に来て
長女が進学を決める頃に彼に丸投げしたら
たった数か月関わったのを
鬼の首でも取ったかのように威張ってたっけ。
それ以前の17年間は何もしなかったのにね。

そういう家庭はたくさんあって、
これとまったく同じことを
誕生学の人気講師が書いていました。

子どものことで悩んでいても
それをちゃんと聞いてくれない夫に対して
ママたちはこんな風に思います。

==============
どうしてわかってくれないの。
どうしてこの悩みに興味ないの。
こんなに悩んでいるのに、
どうしてそんなに他人事でいられるの。
お父さんでしょう。
父親ーーーでしょう、あなたは。

中略

ふぎゃーーーーって

もう無理
心の中で切り捨てるーーー
おりゃーーーって
一生恨んでやるーーー
===============

「と、なりやすいけど」と講師は続けます。
夫が見ているのは、大きな社会。
その中のお家、その中の家庭。
その中のその子の悩み。

妻が思う悩みに辿り着く前に
マトリョーシカみたいになっていて
なかなか本題に辿り着かない・・・

だからパパが無関心なわけではなく
愛情がないわけじゃない。
男と女では見ている場所が違うと言うのですが
いや、やはりこれはマズいでしょう。

だって、これは日本社会のスタンダードで
世界のスタンダードとはかけ離れています。
今や殆どの家庭が共働きで
女性だって社会的立場を持っているんです。

だからこの前の親権の話みたいに
なっちゃうわけですよ。

1番大事なのは家族のはずですね。
会社と結婚しているわけじゃないんだから。
外国人にできて日本人にできないって
そんなに日本人男性はダメなのか?

じゃなくて、それを許している
日本社会がいけないんでしょう。
日本の企業は未だに滅私奉公のブラックで
個人の幸せのことなんて考えていません。

そもそも母性というのは生まれつきのもの、
父性は育っていくものなんです。
関わっていかなかったら育たないのよ。

私が「外国人とつきあう」と決めたのは
こういう日本社会のスタンダードが
嫌になっちゃったからです。

今は育メンも多くなってきたし
それは良い傾向だと思いますが、
未だに若いママが同じ悩みを抱えている。
現実はなかなか厳しいということよね。
 

                                                    
長年培われてきた慣習はそう簡単には覆せない?


22 novembre 2017


いやぁ、ビックリした。
普通、言語というのは左脳の領域なのに
日本語って右脳を使うらしいのです。

というのも、
日本語は表音文字であるカナと
表意文字の漢字が同時に使われるから。

同音異義語も多く、正確に意味を理解するには
漢字をイメージすることが必要です。
それで論理的処理を行う左脳だけでなく
映像処理をする右脳を使う割合が高いのだとか。

さらに面白いことに、
日本人と西洋人では虫の音や自然の音を聴くとき
左右逆の脳を使うらしいのです。

左脳は言語脳と呼ばれ
人の話す声など論理的な処理を受け持ちます。
日本人は虫の音を左脳の言語野で聴くそうです。
それで虫の音を脳が「声」と認識します。

それに対して西洋人は右脳で聞いています。
右脳は音楽脳と呼ばれ
音楽や機械音、雑音を処理します。
西洋人は虫の音をノイズとして処理します。

なので、日本人には聞こえる虫の音が
西洋人には聞こえないということがあるらしい。
そういえば、外で盛んに虫が鳴いているのを
ハニーは私が言うまで気づかなかった。

東京医科歯科大学の角田教授の研究によると、
虫の音を左脳で聴くのは
日本人とポリネシア人だけで
中国人や韓国人にもその傾向がなかったとか。

母音、泣き・笑い・嘆き、虫や動物の鳴き声、
波・風など自然の音、邦楽器の音も
日本人は左脳で聴き、
外国人は右脳で聞いているのだそうです。

日本人は全部「声」として聞いているのね。
人も虫も同じように「声」と受け取る
日本人独特の感覚や自然観は
左右の脳の使い方の為せる技
ということだったのです。

だから古典文学にも自然の音に関する
表現がたくさん出て来るんだ。
あらゆる自然物に神を見るのも
そういうことと関係があるんだわ。

自然の音を声と認識するのは
日本語で育った西洋人にも当て嵌まるらしい。
なのでハードウェアの問題ではなく
どの言語で育ったかというソフトの問題。

日本人が英語が苦手なのも
使う脳が違うからなのかもしれません。
左脳で処理すべきところを
右脳でやろうとするから無理があるのかも。

脳って本当に不思議だわ。
そして、日本語ってユニーク。

それはわかったけど、
右脳を使わず左脳だけを使って
英語を勉強するのって
一体どうしたらいいんだろうねえ。。。
 

                                                    
英語、上手になりたいんだけどな。


21 novembre 2017

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今年も笹尾光彦さんの個展の案内が来ました。
Bunkamuraでの記念すべき20周年ということで
青山のケーキ屋さん「キル フェ ボン」と
ギャラリー「ほぼ日のTOBICHI2」でも
展覧会・イベントを同時開催。

そして今年は「ほぼ日手帳」に
笹尾さんのカバーが登場。
うちにはもう絵を飾るスペースがないので
せめてこの手帳を来年用に買おうと思ったのです。
楽しく仕事ができそうだわ。

Bunkamura Gallery に入ると、
いつもの如く華やかで楽しい絵が
壁いっぱいに飾られていました。
やっぱり笹尾さんの絵、好きだ。

笹尾さんは多摩美を卒業した後
アートディレクターとして活躍していました。
その後画家に転身したのですが、
いかにも元アートディレクターらしい
ソフィスティケートされた作品が魅了です。
そしてパリのエスプリ満載なの。

糸井重里さんも彼のファンで
そのため「ほぼ日手帳」とのコラボが
実現したんですね。

会場にあった糸井さんのコメントによると
偶然Bunkamuraを通りがかったときに
「手入れのいい花屋の店頭みたいに思える
はなやかな会場に」足を踏み入れると
そこにいたのは以前一緒に仕事をしたことのある
元アートディレクターだった、というわけ。

「その10分後には、
ぼくは展示されている絵のうちの、
どの子を家に持ち帰ろうかと会場を歩き回る
人間になっていたのでした」
見ているとどんどん好きになってしまう魅力が
笹尾さんの作品にはあります。

会場に笹尾さんの姿を見つけました。
「私、笹尾さんが東武で展覧会をされたときの
 赤いバラの絵を持っているんです。
 あの時、母と妹と一緒に伺って
 妹もバラの絵を買ったんですよ」

東武の展覧会は笹尾さんの初個展で
Bunkamura Galleryに会場を移したのは1998年。
それからすでに20年が経ったんですね。

笹尾さんは嬉しそうに言いました。
「東武の展覧会を知っているなんて嬉しいなぁ。
  そうですか、あの時の絵をね」
そして、私が買った手帳の表紙に
サンシュルピス教会のイラスト入りの
サインをしてくれました。可愛い!

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笹尾さんの絵は安い。
小さめのものだと8万円くらい、
20号程のものでも10万円くらいです。
誰でも手が出しやすい値段なので
小さめのものはすぐに売れてしまいます。

本当は私の家は
笹尾さんの絵が似合う造りなんだけど
墨絵との相性もあるのでね、
リビングに飾ることができないのが残念。

でもトイレの中には東武の展覧会で
母が買ったバラの絵があるのよ。
気に入ってるからどこかに飾りたくて。

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考えてみたら私、
最近赤いものばかりに目が行きます。
どうやら赤が好きらしい、と今更。。。

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笹尾光彦さんの展覧会「SASAO20ー新しい発見」
開催期間:~11月28日(火)
会場:Bunkamura Gallery
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欲しい絵があったけど売れてた。