mars 2017

31 mars 2017


ハニーは次の認定試験の準備をしています。
まずは厚生労働省に提出する
様々な書類を用意しなければなりません。

卒業証書に成績証明書&その日本語訳、
卒業後勤めた職場の証明書とその日本語訳、
今の職場の雇用証明書、健康診断書、履歴書等々。
ロシア、アメリカ、日本で仕事をした
証明が必要ですからそれはもう大変です。

それでも必要なものを全部揃えた上で
認定試験の受験願いを厚生労働省まで
提出に行ったのですが、
これがね、簡単には受理されないのです。

「簡単にいくとは思っていないよ。
 役所はどうやって外国人を排除するか
 という観点で書類を求めるからね。
 今まで散々そういう目に遭ってるからわかる」
ハニーは最初からそう言っていましたが、
私はそんなことないだろうと甘く見ていました。

でも彼の言う通りだった。

彼はアメリカの有名大学を出た後、
ロシアの大学で勉強して今の仕事の資格を取り
その後ロシアやアメリカで働いた後
日本に来ています。

大学の卒業証書と成績証明書は、
日本語の翻訳と併せて
その全部が本物であると証明してもらう
必要があるのですが、
そもそもそれがおかしい。

逆のパターンを考えればわかりますが
私たちが卒業証書を大使館に持って行って
「これを本物だと証明してください」
と言っても大使館では証明のしようがないよね。

書いてある内容と翻訳したものが合っている
ということは証明できても
卒業証書そのものが本物だと
どうやって証明しろというのでしょうか。

その証明書がないと
受験することすらできないんです。
同じ職種の日本人は
アメリカでもロシアでも簡単に仕事ができるのに。

見せてもらった卒業証書は
日本のぺらっとした1枚ものとは違って
紙幣のような地模様の紙に印刷され
ハードカバーに綴じられた立派なもの。
本物に決まってるじゃないねえ。

彼は「予想してたから」
と言いながらも心底ガッカリしています。
外国人が日本で生きていくって
大変なことなんだね。
日本は排他的な純血主義だから
資格の必要な仕事に入り込むのは大変。

介護の現場でもそうですね。
働き手が足りなくて困っているくせに
外国人に日本人と同じ資格試験を受けさせるなんて
本当に雇う気があるのか疑ってしまいます。

彼は今でも資格が必要ない部分で仕事をしているし
副業でも結構稼いでいますから
収入的には全く問題がないのです。

でも彼が彼らしく輝くためには
日本でも資格を取って本来の姿で活躍することが
どうしても必要。

もう一度ロシア大使館に行って
証明書をお願いしてみるというので 
来週また一緒に行くことにしました。 
どうか上手くいきますように。 



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30 mars 2017

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50代ともなると
大抵の人は眼鏡が必要になります。
私もモチロン眼鏡とお友だち。

目が悪いのは、ほんっと不便ですが、
その代わりにお洒落の新しいアイテムが
加わりました。

私、若い頃から眼鏡に憧れていましたので
かけること自体は嬉しいんですね。
眼鏡、大好き。

眼鏡って、目の周りの小ジワやくまなどの
欠点を隠してくれるし。

仕事柄1日中PCにに向かっていますから
私はほぼ1日中メガネをかけています。
自分でもすっかりその顔を見慣れて
メガネがないと物足りないくらい。

そうなるとメガネに凝りたくなって
四角いのやら丸いのやら
何だかんだメガネが増えていきます。

お洒落なお店を見かけると
ついチェックしてみたり。

でも眼鏡選びって意外と難しい。
好きなデザインでもピタッと嵌るとは限らなくて
目の大きさや離れ具合や瞳の位置で
微妙に似合ったり似合わなかったりします。

初めて作ったのは黒の細くて四角いもの。
軽いしお洒落なのですごく気に入っていましたが、
度が合わなくなってレンズを頼むつもりが
ついメガネごと変えてしまったパターン。

好きなのに使えないんだ。
そのうちレンズを交換に行こう。

ここ3年程は丸いもの一本やりで
最新バージョンは超軽い華奢なメガネです。
いつも個性的なものをかけていたから
さり気ない感じがいいなと思って。

何しろかけている時間が長いので
できるだけ軽い方がいいわけで、
多分これ以上軽いものはない位軽い。

細い細い弦は華奢で頼りないけど
意外としっかりフィットします。
これから暫くの間は
これが私の顔になるかな。




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29 mars 2017


出会いというのは
それまでに自分が選んできた
小さな1つ1つの選択の積み重ねの先に
必然的に起きるものです。

友だちでも恋人でも職場の誰かでも
その人は必ず何かの役割をもって
私たちの人生に登場します。

意味付けをする必要はないし
役割というと大袈裟になっちゃうけど
その人がそこに現れて関わったことで
自分の中の何かが微妙に変わることは確か。

袖振り合うも、というくらいですから
どんな小さなものでも
出会いはすべてが運命ともいえます。

でも、特別な出会いというのは
色々と不思議な偶然が重なったり
特別な閃きがあるものです。

ハニーとは始めから色々あります。
初めて会った時、彼の住まいが鎌倉と聞いて
「わ、遠いわ。ムリ」と思ったのに、
なんと職場がうちからクルマで15分の所だった。 
「ウソでしょ?」って感じ。
今は更に近くなっちゃったしね。

おまけに彼は墨絵の経験者で
もう一度やりたくてカルチャーセンターを
調べていたところだというからビックリ。

彼の職業も私の家族と縁のあるもので
あまり偶然が重なるので
はじめは大噓つきかと思いました 笑
でも全部本当だった。

最近、彼の日本語の履歴書を代筆したときのこと。
「上手なんだから自分で書けばいいのに」
と言ったのですが、
字がきれいな方が心証がいいというので
引き受けて書いていました。

電話番号の欄になって彼に聞きました。
「番号なんだっけ?」
普段は名前か履歴で検索するから覚えていなくて。

そうしたら驚いた。
下4桁がそのまま私の新しい住所だった。
またシンクロしちゃったね。

だからどうということはないのですが
そういう偶然が多い程
縁が深いという感じはしますよね。

でも、運命には賞味期限もあるのでね。
私たちが何処へ行くのかは
俯瞰して眺めていようと思っています。

こういう時、若くないって気楽よ。
結婚とか出産とか考えなくていいんだもん。
ただ物語を楽しんでいればいいんだから
ホント、楽ちんなんだわ。 


 
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28 mars 2017


ベランダで椅子に座って夕陽を眺めていたら
突然色んなことが腑に落ちました。

そうか、
そういうことだったんだ。

私、仕事の場面でもプライベートでも
自分を上手に使ってもらうのが大好きなんです。
ホント、便利な人材だと思うのですが
何かを頼まれると嬉しくなる。

私を上手に使いこなしてくれる人は大好き。 
どんな内容でも頼まれれば無条件に張り切る。
課題が難しいほど張り切る。

いいように使われてるとわかっていても
使ってもらうと嬉しいんです。
もう、どんどん利用してーって感じ。 

その点において
ハニーは私を上手に使いこなしてるな。
面倒臭いことを遠慮なく頼むもん 笑

でね、わかったんです。
私の能力を人に使ってもらうことが
私の存在の意味なんだって。
裏を返せば、人のために動けということ。

いえ、私は別に存在の意味なんて
追及していたわけではないし、
そんなもん気にしちゃいなくて
ただ夕陽を眺めていただけなんですけど、
突然そんなこと思っちゃったのよ。

確かに私、
自分が持っている能力をくまなく活かして
人のために動いているときに
最大限のシアワセを感じるんです。
魂が大喜びしちゃうの。

このブログだって
誰にも頼まれていないのに
こうして毎日書いているのは、
カレシの自慢をするためでもないし
自己満足のためでもありません。

若くもないバツイチの私でも
こんなに楽しく生きてるんだから
みんな思い通りに生きられるよって
スマホの(PCの)向こうの誰かに
夢や希望を与えたいという目的があるからです。 

陰陽学の四維八干という占いによれば、
私の属する「地の月」という人は、
自分の利益に関係なく他人のために一所懸命頑張る
ボランティア精神に富んだ博愛主義者
という気質なんだそうです。

あー、だからかぁ。

私の場合、自分を誰かのために活かすことが
イコール生きることなんだわ。

今までは「表現すること」が生きること
と思ってたのよ。
書いたり描いたりね。

なるほどね、そういうことだったんだ。


 


27 mars 2017


「なんだかカフェみたいだね。
 どうして生活感がないんだろう」

遊びに来た友だちが言いました。
引越しの時も手伝いに来てくれた友だちですが
完成形を見るのは初めてだったのです。

「それはね、色数が少ないからなのだよ」

余計なものが出ていないということもあるけど
それより何より色数。

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リビングにある色は
白、こげ茶、オレンジ、グリーン。
白は壁と天井の色、グリーンは植物の緑です。

基本となる色は
こげ茶、オレンジ、グリーンの3色です。
この3色はいずれも同じ仲間の色です。
なのでベースは1系統ということ。

そこに差し色が加わるのですが、
これは猿の絵の中にある青のほかは
赤だけと決めています。

オーディオの横に置いた本の表紙も
赤とペパーミントグリーンでしょ?
赤ってとってもいいポイントになります。
ちなみにPCも赤。

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ヴィンテージのクッションカバーは
引っ越す前に買ったものですが
その時はこうなるって思ってなかった。

前の家では何となく浮いていて
娘にも「ビミョー」と言われましたが、
ここに置いたら、あーら不思議。
ピッタリはまってしまいました。

きっとこのクッションがあったから
カーテンの色をこれにしたんだわ。
特に意識しなかったのですが
この中の1色とまったく同じ色を選んでる。
 
カウンターの上のフルーツも柑橘類です。
あ、リンゴが入っていることもあるけどね。
フルーツを見えるところに置くのも
生き生きした色をインテリアに活かしたいから。

墨絵の額も薄いグリーン系と決めています。
墨絵はどんな色の中に置いても
悪目立ちすることなく馴染みます。
この部屋には2つ飾ってあります。

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ここでは赤い家具がポイント。
上にはグリーン。
カーテンを閉めた状態だと暑苦しいけど
日中はレースの白がメインになるから
ずっと爽やかです。

何しろ天井も壁も真っ白だから
このくらい色を使った方が落ち着くんです。

娘たちが小さい頃は
好きではない色がいっぱいありました。
サンリオのピンクやプラスチックの原色は
嫌で嫌で仕方なかったけど
子育て中はそんなこと言ってられません。
ぐっと目を瞑って耐えておりました。

でも今は私だけですから
誰にも遠慮せず思い通りにできる。
超シアワセであります。

暫くしてこの色に飽きたら
カーテンを別の色に変えればいい。
それだけで雰囲気はガラッと変わります。

という感じで
1つの部屋の色数が3色くらいだと
整った感じになります。
洋服も3色までと言いますから同じですね。


 
   
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26 mars 2017


廊下のコンセントに
電気が来ていないことに気づいて
リノベーションをした業者さんに連絡しました。

すぐに対応してくれて
早速週末に電気屋さんが来ることに。
リノベーション業者の若い女性も一緒に来ました。

二級建築士の名刺を出されて
「建築士の女性って尊敬しちゃうんです」
と、かつて数字に苦手意識があって
インテリアの資格を諦めた話をしました。

女性はこの会社が2社目で3年目というから
まだ25歳くらいだと思います。
三重県出身で就職で東京に出てきたんだって。

工事は思いのほか複雑だったようで
時間がかかっています。
その間、女性は私と話をしていました。

私の方がお客さんなんだけど
女性は会話があまり得意ではありません。
なので私の方から働きかけることになります。

まずは仕事の話から入って
彼女のプロフェッショナルについて質問します。
「まっさらなところから設計するのと
 在るものを壊して再生する リノベーションと
 どっちが好きですか?」
すると彼女はそれについて話します。

次に「ご自身のお住まいにもこだわりがある?」
と質問すると女性は急にプライベートなことを
話し始めました。

「私、犬を飼ってるので自宅はあまり…
 以前同棲してた彼と一緒に買いに行ったんですけど
 別れる時に私が引き取ったんです」

おっと、いきなり距離を縮めたね。

「あら、何を飼ってるの?」
「フレンチブルドッグです」
「わぁ、私も飼ってみたかったのよ」

それからは話が弾む、弾む。
私もアレックスの話をして
犬の話題でひとしきり盛り上がりました。

こういうのを「ラポール」っていうんですね。
フランス語で「橋を架ける」という意味で
互いに信頼し、相手を受け入れている状態。

私は営業をしていたこともあるし
今も初めての人に取材することがあります。

初対面の人は得意なんですけど、
営業で人に会うときにいつもしていたことがある。
それは、最初に何か1つ褒めること。

意識してやっていたわけではなかったのですが
「なんですぐお客さんと仲良くなれるの?」
と聞かれて思い返してみたら
最初に褒めていたなぁと。

女性だったら身に着けているものや髪型など。
名前が珍しかったり可愛かったりしたら
それを褒めることもあります。

つい褒めちゃうのは私の習性です。
瞬時に素敵なところを見つけちゃうんですね。
そういや、昨日もLANケーブルを買いに行った時
対応してくれたお兄さんの名前を褒めたな。
「翼さんっていうんですね。素敵なお名前ね」

褒められると誰でも嬉しい。
それだけで一気に距離が縮まります。
そうやって関係性を作ることは
仕事にも普段の生活にも大切なことです。

たとえ一瞬のお付き合いだとしても
お互いに気持ちよくしていたいもんね。
仲良くなると得することも多いです。

ハートを全開にして相手の懐に飛び込めば
ラポールは自然に生まれますよ。 


 
   
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25 mars 2017


売るほど食器があるのに
どこの家にでも必ずあるものが
私の家にはありませんでした。

それは急須。

何故なら私はコーヒーが大好きで
普段コーヒーばかり飲むからです。 
お茶が嫌いなわけではありません、もちろん。
でも優先順位が低い。

割合でいうと、
コーヒー70%、ハーブティー25%、
お茶or紅茶5%って感じ。

そのため、お茶を飲むときは
ハーブティー用のガラスのポットで淹れる
ということをしていました。  

ところが、これがよろしくない。

お茶の葉が大量に混ざってしまうので
茶こしを使わないとダメなのです。
それが意外とストレスで
益々お茶から遠ざかるという悪循環。

不思議なもので、
興味のないジャンルのものは
たとえ1000円でも買えないものです。
コーヒーポットはいくつも買うのに…

実は以前に何度か急須で失敗しているのです。
見た目は素敵なのに葉が詰まるとか
逆に内側の穴が大き過ぎて葉が出て来るとか。
ホント、急須って難しい。

引っ越し後、次女が頻繁にやって来ます。
次女はお茶が大好きでよく飲みますが
その度にティーポットでお茶を淹れるのは
やっぱりストレスです。

それで、ついに一大決心をして
急須を買うことにしました。
一番使いやすいのは昔ながらの常滑。
昔実家で使っていたからわかります。 

実家の急須は、
母が気に入っていた通販のお茶のオマケでしたが
買っても1000円程度のものでした。
でもお茶の葉は詰まらず
いつでも気持ちよく美味しく淹れられます。

あの赤茶色の常滑は
好みではないので避けていましたが 
この際スムーズにお茶を入れられることを
優先することにして東急に買いに行きました。

すると。。。

最近の常滑は黒もあるのですね。
それに形もなんだかオサレ。
しかも中にぐるっと一周網が付いている。
これは使いやすそうです。

買って帰って早速お茶を淹れてみると
これが抜群に使いやすい!
お茶も美味しく淹れられます。
やっぱり道具だわぁ。
なんでもっと早く買わなかったのだろう。
 
以来、お茶を飲む機会が増えました。
今まで1人のときにお茶を淹れることは
ほぼ皆無でしたが、
最近は食事のときに飲んだりします。

実は、私がお世話になっている代理店は
盆暮れにお茶を送ってくれるんです。
社長の親戚がお茶の生産者で。

とても美味しいお茶なのに
淹れるのが面倒でいつも人にあげていました。
これからは自分でもいただくことにしよう。


  
パリのカフェではやっぱりエスプレッソ。


24 mars 2017


私、こだわりは相当強い方ですから 
「これが好き」「これでなきゃダメ」
というものがあります。

あくまでも私基準の美意識ですが
身の回りにあって目に映るものは
ティッシュのパッケージ1つ妥協できないの。

それは自分が心地良いと感じる世界が
私のエネルギーを上げてくれるからです。
というか、私にとって美しくないもの、
好きでもないものはエネルギーを下げる。

なので私はどんな小さなものを買うときも
とことんこだわり意思を持って選びます。

値段じゃないんです。
100万円のものでも嫌いなものは要らないし
100円のものでも好きならOK。
(実際は100円ショップで買うものは
 ゴミ袋と茶封筒だけですけど)

安いというだけの理由で
ワゴンセールで買うこともないし
福袋を買うなんてあり得ない。
たとえ1万円の福袋に
10万円分の商品が入っていようと
中身のわからないものを買う気はしません。

なにしろ、自分の感性に合うものを
自分の目で選ぶというのが大事なのです。
それが自分の道を作るから。

私たちは毎日小さな選択を積み重ねています。
その日何を着るか、電車のどの車両に乗るか、
お昼に何を食べるかなど
それはもうたくさんの選択をしているのです。

ところが大抵はただ習慣でしているか
考えもせずに選んでいるだけ。
でも、それを意識して選択するかしないかでは
運さえも変わってくるって知っていましたか?

「私はこれを選ぶ」
と意識するだけで直感が養われるそうです。
直観の強さは運の強さに繋がります。
意識して選ぶことを習慣にしていると
人生の一大事に直面したときも
自信を持って決断ができるようになります。

人の意見に振り回されることもなくなり
悩みもなくなります。
自分にとっての正しいことがわかるようになる。

私が迷わないのは
岐路に立たされたとき瞬時に選べるからです。
それが人生の分かれ道と気づく間もなく
選択しているんです。

運命はコントロールできるものです。
でも選ぶことができない人は
逆に翻弄されることになるんですね。

なのでこだわりを持つことは
とても大事なことなのです。 


 
   
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23 mars 2017


私は長女ですから、
基本的に物分かりがいいです。
自己主張がハッキリしている割には
すぐに要求を引っ込めるのは長年の習性。

ハニーに対してもそうで、
言いたいことは色々ありますが
口に出せば面倒臭いことになるので
そこは天秤にかけるわけです。

今それを言ってスッキリするのと
言葉を引っ込めて平穏な状態をキープするのと
どっちがいいかなって。

で、大抵の場合は引っ込めます。
なのでますます物分かりのいい女になる。
すると彼はそのことに甘んじて
段々気を遣わなくなるんですね。

で、ある時急に文句を言いたくなる。


「物分かり良くしてるからって
 いつもいつも
 甘ったれてんじゃねーよ」


ってな感じですね。
こんなお品のない言い方はしませんけど。 笑

それが毎年今くらいの時期なんです。
春って何かが動き始める季節だから
自分をリニューアルしたくなるんだと思う。
脱皮してスッキリしたくなる感じね。 
まあ、年中行事のようなものです。

ハニーは「なんで急に…」とうろたえますが
その後はとってもやさしくなります。
私に気を遣って頑張るようになります。
よしよし、作戦成功である。

彼は自分勝手ですから
自分がどうしたいか、どうしたくないか
ということしか考えていません。

仕事といったら仕事、
試験といったら試験と
今していること以外は考えられない
典型的なオトコ脳。

なので私が何を思っているかは
言わないと伝わらないのです。

でも言えばわかるの。
言われて初めて気付くのです。
だから時々こうして拗ねなくちゃダメなんです。

オトコって本当にダメだねえ。 


22 mars 2017


12月にフランスへ帰ったダーリンから
LINEが来ました。

Coucouuuuuuu!
Yuricocotte, comment vas-tu? 
(ヤッホー、ユリココット、元気?)

ユリココットだって。笑
ダーリンは親しみを込めて
色んな呼び方をするんです。
一時期はMarine(マリーヌ)と呼ばれていた。
そういうイメージなんだって。

私たちはお互いの近況を写真付きで報告し合い
30分程やり取りしました。
フランス語は久しぶりだったのですが
意外にもスラスラ出て来た。

ダーリンも少し落ち着いたので
Skypeレッスンのお試しをしたいんだって。
「時間つくれる?」って聞かれて
「もちろん!」

でも、かれこれ3ヵ月話してないから
口がフランス語仕様になっていません。
外国語って使う筋肉が違うので
話していないと口が動かなくなるのです。
最近は英語の発音だって怪しいのに。

ハニーとは要所要所で
ほんの短いフレーズを話すだけだだから
殆ど役に立ちません。
よーし、今日からフランス語の独り言だ。

たまたま今日、段ボールの中から
ダーリンの置き土産のフランス語の映画を
出したところだったんです。
以心伝心だわ。

私、目の前にいなくなると忘れちゃうから
彼がフランスに帰って以来
思い出すことは殆どありませんでした。

ハニーの方が気にしていて、
時々「彼から連絡あった?」って聞かれたけど
私は「そういえばないね」って感じで。
もっとも、私も引っ越しで忙しかったので
落ち着いて連絡をする余裕もなかったのです。

でも、LINEとはいえ
久しぶりにダーリンと会話したら
やっぱりワクワクしました。
トキメキとは全然違うのですが
何とも言えないあったかい気持ちになる。
彼もまた親友だからね!

ダーリンに、夫婦で書道をやりたいから
道具を調達して欲しいと頼まれました。
書道具ならお任せ。
専門分野ですから安く手に入れられます。

「送ってくれてもいいし
 バカンスで遊びに来てもいいし」

バカンス!!

俄かにフランスに行きたくなりました。
もう一度南仏の風に吹かれてみたい。
あの太陽の光を感じてみたい。
お城みたいなダーリンの家に
遊びに行きたい。

私の心はフランスに飛んでいきました。 

  
やっぱりフランス大好き!