mars 2016

31 mars 2016

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「六義園のシダレザクラが見頃で
 ライトアップしてるんだって」 

友達からLINEが来たので
急遽見に行くことになりました。
六義園は、五代将軍・徳川綱吉の信任が厚かった
川越藩主・柳沢吉保が元禄5年(1702)に築園した
和歌の趣味を基調とする「回遊式築山泉水」の
大名庭園です。

通常は午後5時で閉園になりますが
この時期は午後9時まで入ることができます。
私たちは7時に待ち合わせました。
西武線沿線に生まれてから30年も住んでいたのに
駒込の駅に降りるのは初めて。
駅前のソメイヨシノもここはもう満開です。

駅の目の前というアクセスの良さもあってか
六義園の周りは仕事帰りのサラリーマンやOL、
観光客などでいっぱい。
チケットを買う長蛇の列ができています。
おおお、人気者なのね。

暗い通路を通って奥に進むと
広場ではライトアップされた満開のシダレザクラが
見事な姿で待っていてくれました。

すごい大木。
これで樹齢70年とは驚きです。
シダレザクラって成長が早いのね。
エネルギーを漲らせて、枝の隅々まで花を咲かせて
本当にエライわぁ。
私たちはしばし見とれ、写真を撮り、
また見とれました。

木の周りはすごい人ですが、混雑は許せる範囲。
暗いから人が気にならないのかもしれません。

主役のシダレザクラを見終わると
庭園の中を散策します。
有名な日本庭園はあちこちにあるけど
ここは本当に素晴らしい。
木の1本1本、置かれた石の1つひとつが
とてもセンス良くあしらわれていて
夜目のせいか、今まで見た庭園の中で
1番素敵だと思いました。 
来てよかった。

夜桜見物の後は、
いい気分で駅前の九州料理の店に入り
2人とも下戸のくせにそれぞれお酒を頼み
たった1杯で酔っ払いになりました。

周りにいる若い女子のきれいなお肌を見て
「若い頃って自分の肌がキレイだなんて
 思ったことなかったもんね」
「そして、あっという間に30年よ」
と大笑いしたり、
酔った勢いで「ハニーなんかポイだね」
と言ってみたり。
まるで若い娘みたいな会話です。

楽しいな、本当に。
世の中にはまだまだ美しいものがたくさんあるし
楽しいことはたくさんあります。
そうだ、明日はサクラの着物を着よう。


30 mars 2016


私の周りで何かが動いている時
経験から言うと2通りのパターンがあります。

1つは後ろから風に押されるように
真っ直ぐにすっと次の段階に進むパターン。
もう1つは何だかもやもやして
どうしていいか分からなくなるパターン。
で、より大きい変化がある時が後者なのです。

今はもやもや状態です。
エネルギーのバランスが崩れていると感じる。
なので、この後に来るものは大きな変化です。

といっても仕事は順調だから
私はただ淡々と日々を過ごすしかないのですが
それにしてもなんか気持ち悪いんだな。

目の前に問題があるわけでなく
悩みがあるわけでもないのに
漠然ともやもやするから気持ち悪いの。

マイケル・ジャクソンが急逝した時が
正にこんな感じだったのよね。
地上のエネルギーのバランスが崩れて
わたしのバランスもおかしくなった。

私は平衡感覚が極めて良いのです。
それが最大の特徴ともいえる。
だから私のバランスが崩れるのは余程のことです。

あれ、もしかしたら地震が来るのかな。
東関東大震災の前日も相当変だったもんね。

そういえば昨日、NHKのニュースで言ってたけど
首都直下地震が30年以内に起きる可能性は
70%らしいですね。

その時は他県に応援を要請する計画ですが
神奈川、千葉、埼玉などの関東近県から21万人の
応援が来るという話はナンセンスだと思う。

だって、首都直下地震が来たら
神奈川だって千葉だって相当な被害が出るから
自分のことで精一杯で
都内に出動する余裕なんてないと思うけど。
この期に及んでまだ読みが甘いな。

こういう心配事は
書かないようにしようと思ってたけど、
久しぶりに地震を意識したので今日は特別。

私は阪神大地震が来るのがハッキリわかりました。
それ以来、友人にはナマズと呼ばれていますが
東北の地震の時は地震が来るとは思わなかった。
代わりに前日におかしな現象が起きて
時空が歪んでると思ったのです。

だから、地震の規模によって
感じ方が違うのだと学習しました。
次に大きな地震が来る時はきっと分かると思う。

でね、今私は変なのですが
これが個人的な理由なのか地震なのかは
周りを見ていればわかるのです。
だから暫く観察することにします。

何でも観察が大事。
この先、私や他の人の間でチグハグなことや
信じられないような変なことが起きたら
それは地震の前兆だね。

その日はいつか必ず来るから
そして刻々と近づいているから
食料と水の備蓄はお忘れなく。
誰も助けに来ないことを前提に
多めに用意することをお勧めします。


29 mars 2016


私の周りでは今何かが動いています。
何がどういう方向に動いているのか
それはわかりません。

でも、地面の下で何かが芽を出そうとして
もぞもぞと動いているのがわかります。

宇宙には「良い」か「とても良い」
しかないといいますから
それが良い方向に向かっていることは確かです。
一体何なんだろう。
好奇心がうずきます。

こういう時、私はじっと様子を見ます。
自分からアクションは起こさない。
これがどこへ向かっているのか
ただじっと観察するだけです。

私は自分の未来を心配していません。
気分としては、「安心」という小舟に乗って
流れの中をゆらゆらと揺られている感じ。
何処へ向かっているのかなぁ、と思いながら
周りの景色を眺めています。

いみじくも季節は春。
何処もかしこも美しい花が咲き乱れています。
モモやサクラやレンギョウやモクレンが
入り乱れて咲いています。
本当にいい季節。

春はやっぱり特別です。
その春のエネルギーと一緒に
私を取り巻く何かが動き始めています。
何処に辿り着くのかな。楽しみだな。
私は行き先を決めずに旅に出た旅人です。

以前も何度かこういうことがありました。
私はいつだって宇宙の大河を
流木のように揺られている気持ちでいますが
そうしていると必ず思いもしない素晴らしい場所に
辿り着くことになっているのです。

それを経験で知っているから
私はただ、安心して身を任せていればいい。
すべての事柄は変化し続けているけど
私は私という存在を信頼しているから
のんびり周りの景色を見物していればいいのです。

普段どんなに俗っぽく生きていても
このスタンスはずっと変わりません。
この核さえあれば、
人はどんな風にでも生きていけると思う。
怖いものは何もないからね。

      
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28 mars 2016


髪を切ってもらいながら
美容師さんと話していたら彼女が言いました。

「Yuricoさんって本当にある時を境に
 劇的に変化したよね。
 フランス語を始めた頃からでしょ?
 ダーリンは殆ど親友みたいなものよね」

彼女はダーリンに何度か会ったことがあるし
私がどれほどフランス語のレッスンに
熱心だったかも知っていますが、
私が彼を好きだったことは知りません。

「こんなに仲がいいのに
 男女の関係にならなかったのは
 そういう選択をしていたってことよね」

そうとも言えるけど、
彼にも選ぶ権利はあるからね。笑
それから、4月以降彼がこっちに出て来た時に
ウチに泊まるかもしれないことを話しました。
それをハニーが嫌がっていることも。

すると彼女が言いました。
「でも、この際1度や2度
 色っぽいことがあってもいいんじゃないの?
 それで何かが変わるわけでもないし
 自由の身なんだし。
 そのくらいのボーナスがあってもいいと思う」

あははは。
同じことを別の友だちにも言われたんだ。
そりゃね、もしそういうチャンスがあったら
断る理由もないんですけど
私はダーリンとの関係を大切にしたいのです。

ダーリンは私にとって特別な人で
ある意味神聖な存在なのよね。
もしそんなことになったら
彼とはもう友だちでいられなくなっちゃうし。

いえ、仮に色っぽいことがあったとしても
多分もうお互いに平気なくらい
親しくなっちゃってるんだけど、
私は彼をアマンにしたいわけじゃない。
それ、とってもフランス的ではありますが
私は彼と仲の良い友だちでいたいのです。

彼はわたしにとってフランスそのもので
フランス人男性の原型で
神様みたいなものなのです。
だから、この距離感を大切にしたい。

それに彼に関しては
私は今生での望みを全て叶えたんです。
本当に全て。
私が最初に望んでいたその通りに
なっているんだもん。
続きは来世にとっておきます。 

さあ、今日は彼の引っ越し前の最後のレッスン。
花を買って、パンを買って彼を迎えましょう。

      
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27 mars 2016


別れた夫からまたメールが来ました。
家を売るのを少し待とうと思うというのです。
今がその時期か専門家に相談すると。
おお、それは助かる。

いずれ引っ越すにしても
今はちょっとその気分じゃなかったのよね。
訳あって6月までは移動したくなかったのです。
なんだかホッとした。

で、突然思い出したのです。
私、グリーンジャンボ宝くじを買っていたんだ。
もし当たっていたら6月にマンションを買って
とっとと引っ越してもいい気がしました。
皆が置き去りにしている荷物の数々も
業者にぜーんぶ持って行ってもらえばいいし。

私は仕舞ってあった宝くじを取り出し
インターネットで当選番号を調べました。
1等4億円...ハズレか。
前後賞...これもハズレ。
2等も3等も該当なし。
あーあ、やっぱりそう簡単には当たらないな。

と思って4等を見たら
なんと5,000円当たってるじゃありませんか。
おー、私にしては珍しい現象。
5等は自動的に当たるから
私は5,300円貰えるんだ。
元が取れるなんてブラボーです。

なんだか次は1等が当たる気がしてきました。
絶対に当たる気がする。
元夫には、なんなら売らずにこの家に住めばと
言ってあげたい。
地下鉄の駅が近くにできれば資産価値が上がるし。

私は駅チカの新築マンションを買って移るから。
そしてハニーとラブラブ生活するから
あなたも幸せに暮らしてくださいと言いたい。

あー、早く当たらないかな。宝くじ。 

      
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26 mars 2016


墨絵を始めて29年になります。
先生が亡くなって6年半、
先生には20年以上教えていただきました。

先生は92歳まで教えてくださいましたが
いつでもきちんと髪をセットしてお化粧して
センスの良い洋服とアクセサリーを見に着けて
私たちを待っていてくださいました。

初めてお会いした70代前半の時から
全然年を取らなかったので
私たちは先生を魔女と呼んでいました。
本当に、先生はいつまでも美しかったのです。

もともと美人なのです。
色白で日本人離れした顔だちで姿勢が良い。
おまけに洋服のセンスも抜群だったので
街中でもひと際目立つ存在感がありました。
最近話題になっている『Advanced Style』の
NYの素敵なおばあちゃんたちみたいな感じ。

初めて展覧会で先生にお会いした時、
日本にもこんなに素敵な老人がいるのかと
衝撃を受けました。
その上、先生の描く墨絵は幽玄でモダンで
他の誰も描かないような素敵な絵なのです。

「習うならこの先生以外あり得ない」
それで、その翌月からお稽古に通い始めました。
先生が側にいるだけ何かが乗り移って
自分じゃないような絵が描ける気がしたなぁ。

私は先生をすっかり頼って甘えていたので
先生が教えられなくなった時は
宇宙に放り出されたような恐怖を感じました。
先生なしでどうやって描いたらいいのだろう。

半年後に先生が亡くなり
私は自分だけで描かなければならなくなりました。
もう私に「それ以上描いちゃダメ」と言ってくれる
恩師はいないのです。

その年の展覧会のために
私は北海道で見た森の絵を描くことにしました。
不安を抱えながらも、いざ描き始めると
先生の声が聞こえてくるような気がしました。
まるで先生と一緒に描いているように
自然と手が動きます。

私の中にはちゃんと先生がいたのです。
先生が教えてくださったものは全部
ちゃんと私の中に入っているのだと思いました。
先生が亡くなって6年半経った今でも
私は描く時に先生の言葉を思い出します。

今日は墨絵のお稽古でした。
2人の生徒さんが素敵な春の画題を選んだので
今日は絵の具で少し色を加えることにしました。
先生は決して色を使いませんでしたが
たまには新鮮でよいでしょう。

2人とも素晴らしく良い絵が描けました。
色を使うアイデアは成功でした。
墨絵に色を加える時は分量と濃さが大切です。
今日は両方ともとてもうまくいきました。

先生、これでよかったですか?
私は良い先生になったでしょうか。
先生に教えていただいたことを
ちゃんと伝えることができているでしょうか。 

先生は応えてはくれませんが私にはわかります。
先生はきっと満足してくださっています。
だって、教えている時の私は先生そっくりだから。 

      
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25 mars 2016


私はこの2年半、
ハニーに文句を言ったことは1度もありません。
私はいつでも機嫌が良くてにこやかで
彼にとっては理解のある優しい女のはずです。

私は現状を受け入れています。
彼のことに限らず、今目の前にあることは
何でも受け入れて肯定しています。
そして彼の気持ちもよく理解しています。

でもだからといって、私はハニーとの関係に
100%満足しているわけではありません。 
私は彼と時間を気にせず会いたいし
一緒にフランスにだって行きたい。

ただ、そんなことを言って彼を困らせても
仕方ないと思うから何も言わないだけ。
そんなことでネガティヴな気持ちになるのは
意味のないことだからね。

ところが私は今日突然に、一度は彼に
自分の本心を話しておこうと思い立ったのです。
私は、彼にとってあまりにもいい人過ぎる。
私は期待されると応えようとする癖があって
つい「いい人」でいようとしてしまいます。
このままではそういう自分自身がストレスになる。

昨日手相の人に相性抜群と言われたから尚更
言うなら今だと思ったのです。
現状を変えたいというわけでもないのですが
時には意思表示をすることも必要です。
これは自分の訓練として必要。

彼は、はじめは話をはぐらかそうとしましたが
「もう二度とこの話はしないから
 一度ぐらいちゃんと言わせて」
と私が言うと、黙って聞いていました。
私は日頃封印していたことを口に出しました。

「あなたは私と今後どう付き合うつもりなの?
 こんな風に一生コソコソ付き合うつもり?
 私はあなたに何も要求しないけど
 決して満足しているわけじゃないのよ」

私は彼が大好きだけど
執着しているわけではありません。
彼がダメなら次へ行くだけのことです。
でも彼が私を掴んでいる限り他には行けません。
だから、このままでいいとは思わないで欲しいと。

すると彼が言いました。
「ゴメン...
 嫌われたのかもしれないけど
 あなたが嫌いでも私は好きだから。
 本当に愛してるよ」

おっと。

「愛してるよ」
なんて日本語で言われたのは初めてです。
母語で言われるとぐっと来るものがあります。
"I love you" や "Je t'aime" とはまた違う響き。
彼はその言葉の持つ重みをちゃんと知っています。

そこで私は考えました。
「愛してるよ」と言われる喜びと
不満を天秤にかけたらどちらが重いか。

もちろん、「愛してるよ」です。
気持ちいいもん。
それに彼を嫌いになったわけではありません。
私はいつだって彼を許しているのです。
ただ「私は神様じゃない」と教えたかっただけ。

言いたいことを言ったので、
私はまたいつものように
ハッピーなものに注目する自分に戻りました。
でも、賽は投げられた。
何かが変わるのか、変わらないのか
それは今後のお楽しみ。


      
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24 mars 2016


ハニー・ウィークが始まり
昨日ハニーは珍しくクルマで来ました。 
「今玄関の前にいるよ」と電話が来て
ドアを開けると彼が立っていました。
新鮮だわぁ。

彼がうちに来るのは3週間ぶりです。
私はいつものようにご馳走を用意しました。
彼はフンムスというヒヨコマメのペーストが好物で
「これ、レギュラーにして」というので
私は毎回用意します。
彼はそれをバゲットに付けて食べるのです。

フンムスはとても簡単な料理で
ヒヨコマメの水煮に練りごま、ニンニク、
レモン汁を加えてフードプロセッサにかけるだけ。
そんなに好きなら作ってもらえばいいのに
彼女には頼みたくないんだって。
意地っ張りだね。

そのほかにもカルパッチョや山盛りサラダや
色々作って2人でブランチパーティです。
お腹がいっぱいになったら、今度はお昼寝。
むふふ、楽しいわぁ。

今日はハニーの仕事に付き合って
舞浜のアンバサダーホテルに来ました。
彼が仕事をしている間、
私はイクスピアリの中をぶらぶらします。

すると手相のコーナーが目に入り
暇つぶしに見てもらうことに。
自分の強運は十分にわかっているのです。
でも良い事は何度でも聞きたいと思って
私は何も言わず、黙って手を出しました。

案の定、仕事運も金運も人間運も抜群で
これから先どんどん良くなるって。
おまけに海外に縁があるとまで言われて、 
調子に乗った私はハニーとの相性を
四柱推命で見てもらいました。
相性なんて見てもらうのは生まれて初めて。

するとね、相性バツグンだったのですね。
ハニーと私は中心となる星が同じだから
一緒にいると心地良いはずだって。

彼の星が求める女性は母親的なタイプで
世話を焼いてもらうのが好き。
そして私の星は世話を焼くのが好き。 
ただし、2人とも自分の世界を持っているので
それを邪魔しない付き合い方がいいらしい。
そうそう。正しくそういうタイプだわ、彼。 

2人とも興味が1点に集中しているから
自分の世界に引き込もうとしても無理なの。
例えば、ハニーは美術館に行くタイプではない。
興味がないわけではないけど優先順位が低いの。

それよりも、お茶を飲みながらお喋りする方が
彼には心地いいのです。
彼、出不精だしね。
私もそれがわかっているから
彼を美術館に誘うことはありません。

私は、彼がして欲しいことは何でもしてあげて、
して欲しくないことを要求することはありません。 
何だかんだ言いながら彼に合わせている。 
そして、それは私にとっても喜びだったりします。
 
なるほど、だから彼は私が好きなのね。
あんな七面倒臭いオトコと
喧嘩もせずに2年半も付き合える人は
そういないと思うわ。

日頃は「占いなんてお遊び」と思っているのに
自分に都合のいいことを言われると
やっぱり嬉しくなっちゃうなぁ。

      
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23 mars 2016


夫と別居した時、
やり残している幾つかのことをしようと
心に決めました。

まずは「恋愛」。

基本的に夫としか恋愛したことがなかったので
独身になったからには恋愛をしたいと。
きっかけはダーリンへの片思いだったので
相手はフランス人と決めていましたが
これは案外簡単に手に入りました。

最初に付き合ったのは真面目なサラリーマン。
別居中の奥さんの両親に取られた1人娘を
なんとか取り戻そうと調停中で
私は彼の相談相手でした。
いい人だったけど、何かが足りなくて自然消滅。
彼、どうしてるかしら。

その後に知り合った男友達とは
南仏を1週間かけて旅行したのですが
それは今までで一番素晴らしい旅でした。
でも、これは恋愛ではない。
その後すぐ知り合ったのがハニーね。

さて、次にしたかったのが
「お酒を愉しむこと」。

私はアルコール分解酵素を持っていないので
今まであまりお酒を飲まなかったのです。
でも、お酒を楽しんでいる友だちを見ていたら
その愉しみを知らないのは損だと思ったわけ。 

ダーリンの影響もあって
「ヴィノス ヤマザキ」のワインクラブに入り
毎月赤白1本ずつのワインを買っていました。
でも結局、私1人では飲まない。
飲みきれないから。
それで、ある程度集まったところでパーティです。

友だちと月に1度やっていた書道クラブの後も
ワインを開けて夕ご飯を食べるのが習慣でした。
飲むようになったといっても、月に1、2度程度。
でも、なんだか一人前になった気になりました。

最後の1つは
「好きな人と旅行に行くこと」。

これは、季節ものの発作で
普段はすっかり忘れているのに
連休の声が聞こえ始めると思い出すのです。

というのも
元の夫はとても忙しい人だったので、
世間が家族旅行に行くGWやお正月に
いつも家でじっとしていました。
それがトラウマみたいになっているのね。

そこにもってきて、
昨日ハニーがGWに彼女とタイに行くと聞いて
私はチョットいじけたわけです。
そりゃ、年に1度ぐらい一緒に旅行しないと
彼女も可哀想だけど。
私だって行きたいよ、温泉一泊でもいいからさ。

男友達と旅した南仏は最高だったんです。 
でも、違うの。
彼は恋人ではないから。
私カレシと旅行をしたいのだよ。

まあね、連休のトラウマとか言っちゃって
もう終わった過去のことを 
今の自分の上に投影する必要はないんだけど
それをしないと人生が完結しないような
気がしちゃってるのね。

あーあ、
やっぱり一緒に旅行できる人と付き合いたいなぁ。


      
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22 mars 2016


公募展に出そうと張り切っていた私です。
展覧会場は国立新美術館。
大きい会場には大きい作品が映えるから
私は全紙の作品で応募しようと思っていました。

和紙は画用紙と違って紙の大きさがマチマチ。
全紙といっても紙によって大きさは違うのですが、
私はいつも清張箋という紙を丁度いい大きさに
切って使っています。

題材は、前回の展覧会に出したのと同じ
夜明けの海の絵と決めていたので
自分の絵を参考にしながら
思い切り大きな紙に描いていきました。

ところが、元の作品の完成度が高いので
それ以上のものを描くのは難しい。
おまけにただ大きくしただけでは間延びします。

どうしても納得のいくものが描けないので
諦めて城ケ崎を描いた絵を出そうと決めました。
そもそもは、その絵の行き場がなくて
公募展に出すことを決めたので
まあ、いいかと思ったわけです。
これを封筒に入れて出せばOKね。

そこで、仕舞ってあった応募書類を取り出し
応募要項をよくよく見てみました。

するとですね、大きさは洋画サイズの
F30号からF6号と決まっていて
私の絵は縦横のバランスが合わないのですよ。
私のは横長ですが、
規定のサイズは正方形に近いのです。

ゲーッ、これじゃ出せないじゃん!

私は、絵の両側を切ったら使えるかと
慌てて紙の両端を折ってみましたが
どうも恰好が悪い。
ダメだ、描き直さなくちゃ。

応募の締め切りは4月11日です。焦る。
仕方ないから、今日はこれから墨を磨って
新しい絵を描くことにします。
間に合うかなぁ。

      
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