octobre 2015

31 octobre 2015


来世のダーリンが今週末に静岡へ行きます。
彼女の両親に彼女の妊娠や
来年静岡に引っ越すことを報告するのです。
ドキドキするって。

予定日は6月半ばなので
赤ちゃんは私と同じ双子座です。
なんか嬉しいな。

結婚式は4月頃を考えていて
静岡の身内だけで小ぢんまりと済ませるけど、
2年後にフランスに帰ったら友だちをたくさん呼んで
パーティーをするつもりだそうです。

「その時にはもちろん呼ぶからね。
 ちょっと遠いけど、来てくれる?」
と来世のダーリンが言いました。

わーい、嬉しいな。
"Je viendrai ! (行くよ!)"
南仏の家を訪ねるという新しい目標ができました。

彼は両親の家に住むことになっていますが
その家はお城みたいに広いので
私もその家に泊まればいいと言ってくれました。 

2年後だったら、私はフランシスと一緒に
フランスに住んでいるかもしれないな。

フランスの結婚式では羊を丸ごと焼いて
それを少しずつ切りながら食べるらしい。
ピアノを庭に出して、歌ったり踊ったり。
まるで映画のシーンのようで
話を聞いているだけでウキウキします。

「赤ちゃんにも会えるね」
「もちろん!」
彼はどこまでも私に夢を与えてくれます。
もう本当に素晴らしいったらありゃしない。

彼は静岡に引っ越した後も
月に2~3日はこっちに来るつもりだから
よかったらレッスンを続けるよ、と言いました。

もちろん、お願いします。

ほらね。
彼とは縁が切れないことになっています。
だから、彼が静岡に引っ越すと聞いても
全然寂しい気持ちがしなかったんだ。

こんな風に、彼が何処へ行こうと
私たちは繋がっていくのです。
だって、来世のダーリンだからね。
そして彼は私にとってフランスそのものです。

彼と繋がっている限り、
私とフランスは繋がっていくのです。
いや、逆か。
私がフランスと繋がっている限り
彼とは繋がって行く?

どっちでもいいか。
いずれにしても、私とフランスは
もう切っても切れない関係です。

もっと真面目にフランス語を勉強しよう。
少し話せるようになったから安心して
このところチョットさぼってたんだ。

彼を家の前で下ろす時に言いました。
「人生って本当に楽しいね」
「フランスではこう言うんだよ。
 "La vie est plain de surprise."
 (人生は驚きに満ちている)」

うん、本当にその通りだね。
    


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30 octobre 2015


もう一度「インターステラー」が観たくなって
DVDを借りてきました。

映画の中では、ブラックホールやワームホール、
一般相対性理論や特異点、4次元、5次元など
宇宙物理学や量子力学の様々が
映像となって出てきます。

一番好きなのは終盤、
主人公が1人ブラックホールに突入した後
特異点に辿り着く場面です。

主人公がはじめに見るのは、
5次元の何かが見せてくれる
本棚でできた立体(3次元)の世界。

隙間からは地球の様子が見えます。
そこでは時間の流れが一方向ではないので
あらゆる時間が同時に見える。

主人公がそこから送る情報によって
やがて人類が4次元の謎を解明します。
すると、主人公が見ている世界も
歪んだ4次元の世界に変わり、
時空を移動して未来の世界に辿り着きます。

その3次元世界、4次元世界、5次元世界、
また過去、現在、未来は
1方向に流れる1本の線上にあるわけではない。
同時に存在しているパラレルワールドです。

科学者の苫米地英人さんは、
時間は未来から過去に向かって流れている
と言っているらしい。

それ、なんとなくピンときます。
私はいつも何かに導かれているように感じるけど
私を導いてくれるのは未来の私なのかもしれない。
「インターステラー」の中で、未来の主人公が
過去の自分にサインを送るようにね。

ワンネスの考え方と同じように
時間もある1点から拡散していってるのだと思えば
未来から過去へ向かっているというのも頷ける。
でも、見た目に未来に向かっているのも確かです。
人は成長するし。

となると、双方向なのか?
時間が双方向に矛盾なく存在するのは不可能?
こういう不思議なことを考えていると眠れなくなる。

そういえば、苫米地さんって
昔、神宮前の妹のマンションでお隣りさんだったな。
妹もよく自宅のパーティーに呼ばれていたけど
先生は頭が良過ぎて
何を言っているのか意味不明と言ってたっけ。

さて、宇宙空間では違う時間が流れます。
重力の大きい惑星では
1時間がシャトルの7年にもなります。
だから、ほんの数時間作業して戻ると
シャトルに残った人は23年も歳を取っている。

最終的に娘の元に戻ることができた主人公は
老人になって死を迎える寸前の娘と対面します。
娘が親の歳を遥かに追い越してしまうわけ。
「ウラシマ効果」と呼ばれるものです。

もう本当に、時間やら空間やら
好奇心がくすぐられる世界満載でたまりません。

もう1回観ちゃおっと。 
    


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29 octobre 2015


友だちと奥多摩へ行きました。
鳩ノ巣渓谷のホテルが良さそうだったので
泊まってみたくなったのです。

奥多摩では紅葉も始まっているはずだし
近くにはパワースポットと言われる
武蔵御嶽神社もあります。

オゾンとマイナスイオンとパワースポット。
これでますますパワー全開だ!

この友だちは私が知る中で最もばかばかしい女で
彼女といると私のばかばかしさも全開になります。
くだらないことでゲラゲラ笑ってばかりで
それはもう殆ど小学生レベル。

さて、神社は御岳山の頂上にあり
御岳登山鉄道のケーブルカーで上まで行った後、
徒歩で20分程登らなければなりません。

御岳山駅を降り立つと
私たちはヤル気満々で坂を登り始めました。
しかし、如何せん日頃の運動不足。
どこまでも続く上り坂に
心臓がばくばくするわ、足はガクガクするわ。
もはや意識も朦朧としています。

死にそうになりながらひと際きつい坂を上った時、
友だちが右手を指さして叫びました。
「あったーーー!」

見ると、しめ縄のかかった立派な建物があります。

「おおおー!ついに着いたか!」ぜいぜい。
「よかったー。死ぬかと思ったよ」ぜいぜい。
「案外チョロかったよねー」ぜいぜい。
「大したことなかったよ」ぜいぜい。
「私たち、神だからさー」ぜいぜい。
(私たちは日頃から
畏れ多くも自分たちを神と呼んでいます)

私たちは勝ち誇ったドヤ顔で
神社に向かう最後の坂を進みました。

ところが、

「ちょっと待って。あれ、神社じゃないじゃん!」

よく見ると、それは神社なんかではなく
全然関係のない何かの会館でした。
確かに立派な門にはしめ縄なんかかかっちゃって
白い紙垂まで下がっちゃって紛らわしいけど
考えたら鳥居だってなかった。

しかも、よく考えたら
駅から徒歩20分のところを
私たちまだ10分位しか歩いていません。

何がチョロかった、だ。
何が大したことない、だ。
何が神だから、だ。
まだ半分しか来てないじゃん。

もう、可笑しくて可笑しくて
私はその場にへたりこんでしまいました。
腰が抜けるとはこのことです。

それから、私たちは倒れたまま
自分たちのバカさ加減に死ぬほど笑って、
涙を流しながら笑って、
呼吸困難になる程笑って、笑って、笑い倒しました。
笑い死にするかと思ったよ。

いい大人がこんなにバカみたいに笑えるなんて、
私らホントに幸せだ。

ようやく気を取り直して残りの坂を上り
長い階段を上って神社に着くと、
そこは苦労して登った甲斐のある立派な神社でした。

実は、本当のパワースポットは
そこから更に30~40分歩いた奥の院。
でも、もうそこまで行く時間も根性もありません。

いいの、いいの。
私たちがいる場所がパワースポットだから。

この期に及んでまだ
自分たちの選択が一番正しいと思っちゃう
いつものおめでたさで、私たちはすっかり満足し、
御朱印をもらって神社の裏に回りました。

太陽がちょうど遥か西の山頂に沈むところでした。
おおお、おめでたいぞ。
沈む太陽に手を合わせ、
エネルギーをいっぱいに浴びて、
私たちはご機嫌で山を下りたのでありました。
    


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28 octobre 2015


暫く忘れていたけど、
私の身の回りに起こることは
「しりとり」みたいになっています。

例えばこんな感じ。

ずっとお世話になっている美容師さんが
2年前に鎌倉に店を移した途端、
今まで知り合いのいなかった鎌倉に
バタバタと知り合いができました。
ハニーもその1人。

ハニーと知り合う前に
ちょっと親しくしていたフランス人がいます。
その人の名前はベンと言いますが、
ハニーがGmailで使っている名前は同じベン。
更に、その人とハニーは同じ職業です。
特殊な職業で、日本でその職業の外国人は珍しい。

来世のダーリンの彼女は静岡の出身で
2人は来年静岡に引っ越します。
ハニーはバツイチですが、前妻は静岡の人で
彼は以前静岡に住んでいました。
フランス人は静岡と縁があるのか?

あとは忘れちゃったけど、
こういうのが色々ありあます。
いつも次の誰かにバトンタッチするという
実に不思議なしりとりです。

特に、フランス人と関わるようになってから
その現象が顕著なのです。
はじめの1人の何かが次を引き寄せる。
どう考えても何かの法則があります。
こういうの、私だけなのかな。

でも、待てよ。
よーく考えたら全部ハニー絡みじゃん。
そうだ、この現象は彼を中心に起こってるんだ。
こんなんで、ホントに彼と別れられるのだろうか?

しりとりとは違うけど
フランシスの元カノのことだって相当不思議です。
日本人は1億2730万人もいるのに
その中のたった1人を偶然知っていたなんて。

なんだか目に見えない蜘蛛の糸が
自分の周りに張り巡らされているように感じます。
はじめから登場人物は用意されていて、
私が引いた初めの1本から
"あみだくじ"みたいに進んでいく。

そんな感じ。

となると、その蜘蛛の巣全体が運命なのか。
全体の絵はできているけど、
どこを引くかは私の選択に任されている。

うーん、やっぱり不思議だ。    



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27 octobre 2015


フランシスは未来のパートナーで
彼には親しみを感じていますが、
目の前にいるハニーはまったく別物。
彼が目下の恋人であることは変わりません。

フランシス、ごめんなさい。
もう少しだけハニーとの時間をちょうだいね。

そのハニーは、
毎年10月下旬から11月の初めにかけて
静岡で行われるあるイベントの仕事をします。
世界中から来るパフォーマーのお世話係りで
1週間で1ヶ月分の給料くらい稼げるのです。

本業も忙しい時期だけど
彼はお母さんのがんの治療のために
たくさん稼がなければなりません。

パフォーマーはヨーロッパ、ロシア、アメリカなど
さまざまな国からやって来ます。
ハニーは母国語のフランス語、英語のほか、
ロシア語もスペイン語も日本語も堪能です。
色々な言語を話すので重宝されているのです。

そのイベントは私にとって、
彼と泊まれる千載一遇のチャンスでもあります。
彼女に疑われず堂々と外泊することは
そのイベントの時期以外にないからです。

去年、初めて彼に誘われて
私は嬉々として新幹線に飛び乗ったのでした。
だって、お泊りしたいもん。

たった1泊だったし
彼は忙しいから日中は構ってもらえなかったけど
時間を気にせず夜遅くまでおしゃべりして、
朝目が覚めた時に彼が隣にいるという
むふふな時間を過ごしたのでした。

今年もようやく日程が決まって、
「金曜日から行くことになった」
とメールが来ました。

今年は、タイミング的に静岡では会えないけど、
その代わり、都内で1泊する最終日が
唯一のチャンスとなります。
私はむしろ東京の方が楽でいい。

毎年1日だけ同じ時期に会うなんて
まるで織姫と彦星みたいです。

話の流れで私が言いました。
「あなたが一緒に旅行してくれる人じゃなくて
  本当によかったよ」
「なんで?」
「だって、もしそうだったら、
  私はこのままで満足しちゃうところだった」

私はフランシスことを話そうとしましたが、
ハニーは私の言葉を遮って言いました。
「それ以上言わなくていい。聞きたくない」

彼は、ちゃんと感じ取っています。
私が本気で彼の元を去ろうとしていることを。
彼は辛いはずです。
止められないんだから。

そうか、これ以上の説明は要らないんだね。
それなら私はタイムリミットが来るその日まで
普段と変わらない優しさであなたに接しましょう。
 
別れ際、彼が言いました。
Je t'adore. 大好きだよ。
Moi, aussi. 私も。    



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26 octobre 2015


フランシスと仕事のことを話していたら
アフェリエイトを利用することを考えている
という話になりました。

彼は2年前のある時期
都内に住む日本人の彼女がいたのですが、
その彼女は人気ブロガーで、
アフェリエイトで稼いでいるらしいのです。

西麻布に住んでいるというからお金持ちなのね。

彼は、日本に来る前に彼女と連絡を取って
アフェリエイトのことなど
相談するつもりだと言います。

私は嫉妬心ゼロなので
そういうのは全然気になりません。
仕事に役立つなら何でもすればいいと思います。

彼女はそのほかにも色々と手広くやっていて
メインの仕事はローフードだそうです。
へえ、興味あるなぁ。

で、どんなことを書いているのか知りたくて
ウェブサイトかブログを教えて、と言ったら
「フェイスブックから探して」と言って
名前を教えてくれました。

で、早速検索してみたら驚きました。
私は彼女の顔を見たことがあったのです。

というもの、なんと共通の友達がいて、
しかも、最近私が一番注目している
よく知っている女性が共通の友達で、
「知り合いではありませんか」のところに
彼女の写真が度々登場していたというわけ。

いやぁ、ビックリ!
世の中って本当に狭い。 
というか、狭いにも程があるだろ。
というか、こういうのは偶然とは言わないでしょ。

彼女はなかなか興味深い人物で、
アフェリエイトで稼ぐほかに
ローフードの講座や英会話の講座なども開いていて
メルマガ、ブログ、ウェブサイトと
精力的に活動しています。

こういう人、好きだわぁ。
そして、彼女の発信する情報は
私のこれからの仕事にも役立ちそうです。
何だか彼女と縁ができそうな予感までします。

で、思わずメルマガに登録してしまいました。
ポチ。

しかし、世の中の女性は実に力強い。
今が女性の時代だからなのか、
それとも私がそこに注目しているからなのか、
得意分野を仕事にして活躍している人が実に多い。
時代はそちらへシフトしていると感じます。

元カノのことを知って
フランシスを選んだのは正しかったと
改めて思いました。 

ベクトルが合っている。
うん。私たち、上手くいくわ。    



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25 octobre 2015


時間は、誰にとっても平等なはずなのに、
その時々で長さが違うように感じます。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、
仕事の時間はやたらと長く感じたり。
だから、時間って絶対的なものではなく
いつでも相対的なものなのです。

子供の頃、時間は永遠にありました。
でも、大人になると同じ時間が短い。
子供と大人の時間が何故そんなに違う?

それは、
子供が過去を振り返らないからだと思う。
彼らは今のことし考えていません。
比べる時間がないから
子供にとっての時間は絶対的な存在なのです。

それに比べて大人は過ぎた時間を反芻します。
振り返って何度も何度も時間を食べちゃうから
減ってしまうのかもしれません。

何年も会っていない同級生に会うと
久しぶりに昔話をすることになります。
すると過ぎた時間を短いと感じます。
10年前のことを、ついこの間のことに感じたり。

でも、今付き合っている友だちと話していても
あまりそういうのを感じることはありません。
しょっちゅう会う人とは現在進行形の話、
あるいは未来の話しかしないから。

ああ、そういうことか。

つまり、
「過去を振り返らなければ時間は減らない」
ということね。

ということは、思い出に浸ってばかりいると、
過去に囚われて
早く歳をとってしまうかもしれません。

実際、昔話しかしない人には
エネルギーを吸い取られる感じがします。
「あの頃はこうだったよね」
「昔はよかった」
と過去を懐かしむ話ばかりされると疲れます。

特に、現在に不満があるために
後ろ向きの気持ちで過去を懐かしむ時は
負のエネルギーを発します。
それでは、いいことはありません。

私にとって、過ぎたことは
割とどうでもいいことだったりします。
ほら、執着ないから。

それに、今起きていることに夢中で
過去を振り返っている暇はないんです。

子供と同じです。
今日楽しいことしか考えていないのです。
あるのは、今と待ち遠しい未来だけ。

魔女のメンタリティって、こんな感じです。  



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24 octobre 2015


フランス語のレッスンの後で
来世のダーリンが言いました。 

「今、静岡の周辺で
 大学か高校で教える仕事を探してるんだ」
「え、引っ越すの?」
「うん、来年。実は彼女が妊娠したんだ」
「え、ホント?おめでとう!
 ついに、パパになるのね!」

彼がパパになる!
なんて素敵なことでしょう。

私は彼女のこともよく知っていますが
とても素敵な女性です。
2人の間に子供が生まれるなんて、
こんな嬉しいことはありません。

彼が南仏の両親の家で
子供たちと賑やかに暮らす姿が目に浮かびます。
彼はきっと素晴らしいパパになるでしょう。

元々2年後にはフランスに帰る予定だったのです。
それが彼女の妊娠で予定が少し変わっただけ。
1年だけ彼女の実家のある静岡に住んで、
その後フランスに帰るのです。

いつか彼がフランスに帰ることは
わかっていたことでしたが、
ああ、ついにその日がやって来るのです。

私はドキドキしました。
なぜなら、私の人生が新しい段階に入ったことが
ハッキリとわかったからです。

彼と知り合って6年余り。
私の人生のキーパーソンは、
私の元祖「イケメン・長身・フランス人」は、
私に新しい世界を運んで来てくれました。

新しい価値観を
新しい恋を
そしてフランスを。

その新しい世界にすっかり馴染むために
6年は十分な時間でした。
私はもう彼がいなくても大丈夫です。

第一、彼とは
彼がフランスに帰っても繋がっていくのです。
今度はワインでね。

12月にフランシスが来たら
うちでパーティーをして彼を紹介しておこう。
2人が将来仕事で繋がるように。

不思議なことに、
なんだかぐっとフランスが近づいた気がします。
舞台がフランスに移る日が近づいたんだなって。

私はこの6年を思い返しました。

ひと言も知らなかったフランス語を
彼に近づきたい一心で必死で覚えたこと。
フランス語を通して知り合った人たち。
出会った人たちが私にもたらしてくれた
色々なこと。

私が選んだ人たちは、どの人も皆素晴らしく、
ちゃんと必要な順番に現れました。
私の選択はいつも正しかった。

そもそも、あの語学スクール。
突然、英会話を習おうと思い立って
あの名もない小さなスクールを迷わず選んだ
その自分の勘の良さを私は改めて思いました。

すべての始まりは、あの思いつきだった。
それが私の人生を180度変えたのです。

そうか、私は今まで通り、
自分の勘を信じていけばいいのね。
そうすれば、これからもきっと上手くいく。

私は、自分の直観への信頼を再確認し、
自分の未来が約束されていることを確信し、
そして思いました。
人生って、なんて楽しいの! 



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23 octobre 2015


「手放す」というのは
言うのは簡単ですが、実行するのは難しい。
執着するのが人間の性だから。

かくいう私も、
人には執着しなくなったものの
モノに対する執着はまだまだ捨てられません。
洋服が捨てられないとか(笑)

まあ、モノへの執着なんて大したことないし
それが原動力になって頑張れることもあるから
必ずしも悪いものではないと思いますが。

でも、人への執着や過去への執着は厄介で
これは人の苦しみの大きな原因になります。
別れた恋人が忘れられないとか
成人した子供にいつまでも依存するとかね。

そっちは手ごわいです。

なぜなら大抵の場合、その人との関係性の中に
自分の価値を見出していて、
その人を失った(と思う)ことでなくすのは
相手の存在ではなく
自分のアイデンティティだからです。

「あれだけしてあげたのに」
という思いも含めて、
自分自身の存在や過去の行いを
価値のないものにしたくないから執着する。
つきつめれば、
そういうことだと思います。

もちろん、恋人や夫、子供など
誰かに愛され必要とされていると実感することで
自分の存在感を確かめたい、と思うのは
自然なことです。

それはとても心地いいことだから。

でも、本当はその人がいなくたって
元々みんな素晴らしい存在なのです。
そこに気付かなければね。

それに、自分がその人のために費やした
愛情や時間やお金は
楽しませてもらった時点でチャラですから、
その話を後から持ち出しても意味がありません。

そんなことより自分に注目する。
自分の存在をとことん信じることができれば
その方がもっと心地いいです。
その絶対的な安心感が心を安定させてくれます。

すると、ある方向性が見えてくるものです。
自分が何処へ向かっているのかのベクトルです。
変えることのできない宿命と
切り開くことのできる運命も見えてきます。

その流れに従っていれば間違いない。

その上で、
幸運にも手に入れたものは大切にする。
でも決して執着はしない。
そして失った時にはパッと手放すのです。
ぽいっとね。

手放すというのは、
そこに注目するのをやめるということです。
「あー、そんなこともあったね」
と言える程度離れた場所にそれを置くこと。

なので、去る者は追わず来るものは拒まず。
孟子はつくづく良いことを言いました。

もし、それが難しければ目を逸らせばいい。
もっと楽しい何かを見つけて
とにかくそこに注目しなければいいのです。
私の場合、一番の助けは妄想力ですね。

世の中には楽しいことがいっぱいあります。
楽しいこと探しをしていたら
1つのことに執着する暇なんてないから、ね。 



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22 octobre 2015


ハニーは大きな図体をして
愛情不足の甘ったれだから
よく「背中を触って」と言います。
そうすると安心するみたい。

だから、一緒にお昼寝する時
本当は私がすっぽり包まれたいんだけど
後ろからぴったりくっ付いてぎゅうしてあげます。
すると、彼は安心して眠ってしまいます。
赤ちゃんみたいに。

人は後ろが見えないから
背中は一番無防備な部分です。
そこをガードしてもらうから
安心で気持ちいいのでしょう。

ハニーはいつでも頑張っています。
そして、いつも何かと闘っています。

私には色々話してくれるけど、
不安な時も
緊張を強いられる時も
自信のない時も
結局1人で耐えて頑張っている。

言いたいことをハッキリ言うから
日本社会では敵を作りやすいし
色々とやり難いことがあるみたいです。

その上、彼はいつでも働いてばかりで
趣味といえるものはありません。

プライベートなことを何でも話せる相手は、
職場のボス以外には私だけ。
私と過ごす時間は、唯一彼がリラックスできる
趣味の時間みたいなものなのです。

それがわかっているから、
私がいなくなったら彼はどうなるんだろうと
つい心配をしてしまいます。

でも、本当はそんなことは余計なお世話で
私が心配することではないのでしょう。

彼の家に新しい子猫が2匹来たそうです。
この前写真を見せてもらった
ぶさ可愛いエキゾチックショートヘアの子です。

彼女がどうしても欲しくて
彼には一切面倒をかけないという約束で
買ったそうです。

ハニーも「面倒くさい」と言いながら嬉しそうで
子猫の話を目を輝かせてしてくれました。

私は少し安心しました。

私がいなくたって
老猫と、2匹の子猫と、彼女と一緒に
彼はこの先も同じように暮らしていくのです。
私と出会う前からそうしてきたのだから。

私はフランシスのことを話そうと思い、
「私、結婚するかもしれない」
と言いました。

彼は、「引っ越すの?」と言いましたが、
私にはその先を言わせず、
話はうやむやのまま終わってしまいました。

私は、「今日のところはここまでにしよう」と思い
彼の背中を抱きしめました。

私はこの背中が好きなんだ。
この大きくて寂しそうな背中がね。 



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